
アンドロサケ・ヘドラエアンサは、バルカン中部~モンテネグロ山脈 2000mに自生する高山植物です。草丈は3~5cmと小さく、葉は光沢のある濃緑色・ロゼットが密集し形の良い半円形のクッションで、葉腋から短い花茎を伸ばしバイオレットピンクの花が咲きます。
上のアンドロサケ・ヘドラエアンサは、自宅で2008年3月26日に撮影した2006年9月27に播種した花です。
スポンサーリンク
アンドロサケ・ヘドラエアンサ(Androsace hedraeantha)の特徴と育て方
和名 | アンドロサケ・ヘドラエアンサ |
学名 | Androsace hedraeantha |
科名・属名 | サクラソウ科 トチナイソウ属 |
分布 | バルカン中部~モンテネグロ山脈 2000m |
花期 | 栽培:3~4月 自生地:7~8月 |
特徴 | 草丈は3~5cm。標高2000mの湿った岩礫斜面、岩棚、草付きの岩上などに生えます。 葉は光沢のある濃緑色・ロゼットが密集し形の良い半円形のクッション小葉は倒被針形で先尖。 花はバイオレットピンクで葉腋から短かい花茎に5-10花が固まって咲きます。 |
育て方 | やや酸性土壌を好む。鉢底に大粒の軽石を入れ、植え土は富士砂、軽石、日光砂、硬質鹿沼土などの混合用土で、根に触れないように底のほうにマグァンプK を入れて植えます。 植え替えは毎年、花後の5月~6月中旬と9月中旬~10月中旬、その年により用土などは少し替えることもあります。 春から開花期は日向に、開花後は雨の当たらない半日陰か寒冷紗で日差しを遮ります。 高温多湿を嫌うので、用土は粗目の用土を用い、軟腐病で根腐れするのを防ぐためにベンレートを施しアブラムシに注意します。 サクラソウの仲間は暖地では種ができないが、アンドロサケ・カルネアは結実します。ロゼットが大きくなると、夏越しが難しくなるので、実生で更新するとよいようです。 種から育てましたが、アンドロサケ・カルネアとかなり似ていましたが、こちらの方が先に溶けてしまいました。 |
アンドロサケ・ヘドラエアンサのまとめ
アンドロサケ・ヘドラエアンサは2006年9月に播種して、翌々年の早春に咲いたとってもきれいなピンクの花で、感動しました。先のとがったロゼット状の葉はアンドロサケ・カルネアなどと似ている姿で、それまで白花しか見ていなかったので、とてもうれしく思いました。
その頃は海外の種がたくさん入手できる時期でしたので、手が回らずに手入れがおろそかになったこともあり、間もなく枯らしてしまいましたが、そのような時期にもかかわらず増え続けていた高山植物もあったので、育てにくかったのかとあきらめの気持ちでした。