
フリチラリア・メレアグリスは、欧州~西アジアに分布しているバイモの仲間です。赤紫色に白の市松模様が入る花色がとても素敵な花で、日本のコバイモに比べると華やかさがあります。
海外にはフリチラリアの仲間が沢山あるようですが、釣鐘状に下がって咲く花が好まれて、栽培している方が多いようです。
いずれも高温多湿には弱いのですが、日本のコバイモに比べると育て方は楽で、球根も殖えてくれます。
上のフリチラリア・メレアグリスは、自宅で2007年3月30日に撮影したものです。
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フリチラリア・メレアグリス(Fritillaria meleagris)の特徴と育て方

フリチラリア・メレアグリス 2019年4月17日撮影
和名 | フリチラリア・メレアグリス |
学名 | Fritillaria meleagris |
科名・属名 | ユリ科 バイモ属 |
分布 | 欧州~西アジア |
花期 | 4~5月月 |
特徴 | 赤紫色に白の市松模様が入る花色で、釣鐘状の長さ4cmほどの1~2花が、茎の先端にぶら下がるように咲きます。 葉は灰緑色で線形。草丈は30cm前後。 園芸品種も多く、濃茶褐色、桃藤色地のものや白花もあります。 花びらのモザイク模様が印象的でこの品種の特徴です。 |
育て方 | 排水の良い用土、1例として軽石砂5、硬質鹿沼土3、硬質赤玉土の混合用土に植えます。 陽光を好むが、暑さに弱いので、夏は日陰の涼しいところで管理します。 夏越しは湿潤保存がよく、乾燥させると枯死するので、日陰の棚下などの涼しい場所で軽めの灌水を継続しながら休眠させます。 肥料は春の生育期に薄めの液体肥料をときどき与えます。 繁殖は分球。球根の植え付けは9~10月で深植にします。 球根を購入した場合は、すぐに植え付けるが、灌水は控えめが良く冬は野外栽培が可能。庭植えは木陰などに植え、夏を涼しく管理します。 |
フリチラリア・メレアグリスのまとめ

フリチラリア・メレアグリス 2005年4月6日撮影

フリチラリア・メレアグリス 2012年4月13日撮影
フリチラリア・メレアグリスは、花びらのモザイク模様が印象的な花です。
クロユリなどと同じ仲間で、コバイモほどは育て方が難しくなく、球根も殖えてくれるます。しかし日本の高温多湿には弱いので、関東地方では夏に少しでも涼しくするように管理することが必要です。
わが家は棚下に置いていますが、夏の水やりは夕方、鉢よりも鉢のまわりを冷やすように水を撒き、夜間温度を下げるように工夫しています。