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広告 早春の花・山野草の育て方

ハクホウナズナ(白鳳薺)の育て方

ハクホウナズナ

本州の奥秩父、八ガ岳、北岳、悪沢岳の高山帯の岩場に生える多年草のハクホウナズナ(白鳳薺)は、種から育てて1年目に開花しました。

発芽率はよく、たくさん芽生えて翌年には開花したので、植え場所に困り、ロックガーデンに一部を植えました。

高山植物であることを感じさせないような元気な苗で、数年間はロックガーデンで咲いていましたが、徐々に少なくなってしまいました。

他の高山植物のように管理をすれば、今でも元気に花を見せてくれたのではないかと思っています。丈夫そうでも、高山植物はそれなりの育て方が大切だということを教えてくれた花です。

上のハクホウナズナ(白鳳薺)は、自宅で2005年3月12日撮影した2004年5月播種の花です

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ハクホウナズナ(白鳳薺)の特徴と育て方

 
和名ハクホウナズナ(白鳳薺)
別名キタダケナズナ、ヤツガダケナズナ
学名Draba kitadakensis
科名・属名アブラナ科 イヌナズナ属
分布本州(奥秩父、八ガ岳、北岳、悪沢岳)
花期自生地:6~7月  栽培:3~4月
特徴

高山帯の岩場に生える多年草。高さ5~10㎝。

根生葉は低い突起状の鋸歯があり、茎葉は3~7個、長さ2~15㎜、やや鋭い鋸歯が2~3個あるか、ほとんど全縁。

茎と葉の両面に星状毛が密生し、灰白色に見えます。

花は白色。花序は単純毛を密生し、星状毛が混じり、種子には附属体がない。

育て方

高山の岩場が自生地のようなので、富士砂、日光砂、軽石砂、硬質鹿沼土などの混合用土で、排水良く植えています。

丈夫な花のようで2004年の酷暑も難なく越し、花が咲きました。

花後か9月中旬~10月中旬に毎年植え替え、植え替え時に元肥を施します。

日光にあて、風通し良く、長雨に当てないように育てます。

丈夫そうに見えたので、ロックガーデンに植えていたのが災いしたようで、いつの間にか溶けてしまいました。

ナズナの仲間と言っても高山性で、茎や葉が柔らかいので、種からのの更新は欠かせないのではないかと思いました。


ハクホウナズナは植え替えと暑さ対策が必要

高山植物を関東南部の住宅地の我が家で育てるには、春と秋に日光に当て、梅雨の時期の長雨に当てないこと真夏の暑さ対策は必須です。

私のように後から後から高山植物の種を播くと、狭い住宅地のなかでは置き場所が確保できないことと、物理的に手入れが届かずに枯らしてしまう植物が殖えてきます。

枯らしてしまう植物の中には、かなり頑張っても我が家では育てることが難しいと感じるもの(この中には高山性のサクラソウ類などがあり)、もう一方は割と丈夫そうに見えるために手入れを怠ってしまうものがあります。

ハクホウナズナは丈夫そうで手入れを行ったために枯らしてしまったものの代表ですが、たくさん芽生えて翌春には鉢いっぱいに花が咲いてくれるような植物は意外と手を抜きやすくなってしまいます。

枯らしてしまうのでしたら、種を播かなければよいのでしょうが、このような種はその当時は簡単に手に入ったために身に余るくらいの植物を育ててしまったようです。

そして、その頃は我が家でできた種は(山野草愛好家が山採りをしてほしくないために)提供していたので、お礼にと我が家にも珍しい種がたくさん届いた時期です。

現在は私も忙しいために、知り合い以外には種を送るということもなくなりましたが、ネット検索しても種の入手はかなり困難になっているようです。

そのような時期に、寝る間も惜しんで種を播いた花を見ることができた中にハクホウナズナなども入っています。

写真も残っていますし、心の中に生き続けてくれるこのような花があることで、枯らしてしまったという罪のようなものを感じながらも豊かな気持ちになることができています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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