学名: Primula nipponica
分布: 本州(東北地方の高山帯。岩木山、早池峰山、飯豊山を除く)。日本固有
ヒナザクラの播種から、芽生え、開花までの記録を写真を入れて載せています。
その後のヒナザクラの詳しい育て方と山で見た花は、ヒナザクラ(雛桜)の育て方|月山、蔵王芝草平のヒナザクラを入れて載せています。
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ヒナザクラの播種から開花までの記録
2004年4月24日撮影 |
2004年1月17日蝦夷砂、軽石、富士砂、桐生砂、硬質鹿沼土などを混合水洗いした用土に播く。 風除けと、霜よけをするために軒下の置き棚を波板で囲って、水を切らさないようにして管理した。 2004年3月29日発芽確認、半日くらい日光に当てて管理した。 現在本葉が見えるようになっている。 |
2004年5月17日撮影 |
小さいものの込み合ってきたので、植え替えるか間引きをしないと夏が越せないと思い、間引きをした苗を5月24日他の鉢に移す。 画像は移す前の状態。 |
2004年6月10日撮影 |
これは植え替えないで残したもの。 3週間ちょっとで随分育っている。植え替えたものは、やはり今は育ちが遅い。 |
2004年7月12日撮影 |
植え替ええたもの。 植え替えたものと、間引いて残ったものとの差はあまりないが、葉が少し焼けているので、もう少し寒冷紗を多くしたほうが良いかとも思うが高山帯のものなので、あまり強い遮光はしたくないので、もう少し様子を見ることにする。 |
2004年10月7日撮影 |
やはり関東の夏の暑さを越すのは大変なようだった。 沢山芽生えた苗も日に日に少なくなってしまい、かろうじて残ったのはやっと6本。 植え替えたものも、植え替えなかったものも、ほとんど差がなかった。 この暑さの中で、少しでも育ち残ったものが冬を無事に越してくれることを願うばかりだ。 |
2005年4月6日撮影 |
昨年の10月播きどこの苗も植え替えたのだが、そのまま冬芽で6本残ってくれた。 春芽が出たばかりの苗を、蝦夷砂、桐生砂、軽石、富士砂などの混合用土ににケトダマを1割ほど混ぜ、マグアンプKを根に触れないように底にいれ植え替えた。 今新しい芽を成長させている。 花が見られるのは来年以降になると思うが、是非花を見たい1種である。 |
2005年6月19日撮影 |
植え替え後は順調に育ち、天候の不順のためか、蕾を上げてきたのにはびっくりした。 下では早春に咲くのだろうが山と同じ時期に見せてくれた初花だった。 初花をこんなに早く見られるとは思っていなかった。 |
2010年現在 |
2009年まで何とか苗が残っていたが、天候不順が災いしてか枯れてしまった。 やはり高山性のPrimulaはこの関東地方の住宅地では難しいと思った。 宮城県に住んでいた時は増えて困るくらいに栽培が可能だったが、関東地方の熱帯夜には弱いようだった。 |