サクラソウ(八ヶ岳)は八ヶ岳に自生する高山性のサクラソウですが、私は自生地は見たことがありませんが、種をいただいて育てています。
低地の物に比べて葉が詰まってしっかりとした立ち姿です。
低地性のサクラソウは広く自生しているようですが、様々な園芸品種があり、花色も花の大きさも形も変化があり、好みのものを育てると楽しいのではないかと思います。
古くから栽培している品種はいただいたものですが、後に買い足したものは花の小さな可憐なものになっています。
上のサクラソウ(南京小桜)は、自宅で2017年4月23日に撮影したものです。庭のサクラソウは「4月の山野草の庭の花とロックガーデン」に載せています。
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サクラソウ(八ヶ岳)の特徴と育て方
サクラソウ(八ヶ岳) 2006年4月6日 撮影 栽培品(種子から)
和名 | サクラソウ(八ヶ岳) |
学名 | Primula sieboldii |
科名・属名 | サクラソウ科 サクラソウ属 |
分布 | 八ヶ岳 |
花期 | 栽培:早春 自生地:5月下旬 |
特徴 | 山麓の湿り気のあるところに生える多年。 本桜草は花に二つの型があり、株によって雌しべが長く、雄しべが花筒の下部つく花と、雄しべが花筒の上部につく花があり、後者は比較的高地に生育するものに多い。 高山性の桜草らしく、花茎が伸びずに咲く姿がよい。 |
育て方 | 高山性の桜草なので、鹿沼土に桐生砂の混合用土で植えています。 植え替えは10月~2月に株分けをかねて行っています。 肥料は液肥をたびたび施し、水はたっぷりやって、鉢の中に新しい水と空気を送り、しかも水が停滞せず、適湿を保ち、多湿にならないようにします。 西日を避け、夏は半日陰で育てます。 花が咲き終わったら、根元に増し土をします。サクラソウは根が上がりやすいので、乾燥から守るために必要な作業です。 |
サクラソウ(日本桜草)の特徴と育て方
初烏 2005年5月5日 撮影 栽培品
和名 | サクラソウ(日本桜草) |
学名 | Primuia sieboldii |
科名・属名 | サクラソウ科 サクラソウ属 |
分布 | 北海道、本州、九州、中国、朝鮮、東部シベリア |
花期 | 4~5月 |
特徴 | 葉は根もとに集まってつき長さ4~10cm、幅3~6cmの楕円形でしわが多く、ふちは浅く切れ込みます。 葉の中心から高さ15~40cmの花茎をのばし、先端に紅紫色の花を散形状に数個つけ、花冠は直径2~3cm、長さ1~1.3cmの高杯形で上部は5深裂し、裂片はさらに浅く2裂します。萼は緑色で、5深裂。果実は蒴果で扁球形 山野の河原の湿地や、原野に生える多年草。 陽光を好むが、夏は草むらとなって、他の植物の陰に隠れて生育することが多い。 園芸種は300種近い品種が残されています。 |
育て方 | 赤玉土に軽石を少量混合した用土に植えますが、土地や環境によって用土は変えても良いと思います。 また化土単用にして、皿鉢や、すり鉢に盛り上げて、水を吸い上げ式に植えると生育がよい。 植え替えは10月~2月に株分けをかねて行います。毎年植え替えなくても良いが少なくとも3年に一度は植え替えます。 肥料は液肥をたびたび施し、水はたっぷりやって、鉢の中に新しい水と空気を送り、しかも水が停滞せず、適湿を保ち、多湿にならないようにします。 西日を避け、夏は半日陰で育てます。春に日が当たり夏に木陰になるような場所に植えると庭植でもよく殖えます 花が咲き終わったら、根元に増し土をします。サクラソウは根が上がりやすいので、乾燥から守るために必要な作業です。 |
わが家で育てているサクラソウ(日本桜草)
野生種 2004年4月11日 撮影 栽培品
蛇の目傘 2011年4月26日 撮影 栽培品
銀覆輪 2003年4月20日 撮影 栽培品
駒止 2004年4月18日 撮影 栽培品
京鹿の子 2004年4月24日 撮影 栽培品
宇宙 2004年4月19日 撮影 栽培品
紫光梅 2003年4月23日 撮影 栽培品
隠れ蓑 2004年4月19日 撮影 栽培品
駅路の鈴 2004年4月18日 撮影 栽培品
臥竜梅 2005年4月5日 撮影 栽培品
300種に近い園芸品種があるようですが、その中のほんの一部をわが家で長いこと育てています。長いものは30年以上育てていますが、最近少し購入した品種もあります。
最初は鉢植えで管理していましたが、鉢数が増えて栽培が困難になったので、春に日がよく当たる落葉樹の下などに植えていますが、夏は木陰になり、葉が枯れてしまうのですっきりとして庭の雰囲気を変えてくれるのが楽しい植物です。
種ができないようにこまめに花柄摘みをすればよいのですが、管理不足のために交配種ができて、変わった花が咲きます。それが強健種であるときは、殖えすぎて困ることもあるので、抜いて管理しています。
気に入った花で、さほど殖えない場合は名無しのままに栽培しているものもあります。