ジロボウエンゴサク(次郎坊延故索)は関東地方以西に自生するということから、宮城県に長く住んでいた私にはあまりなじみのない花でしたが、仙人ヶ岳、日光植物園で出会い可燃な姿に引き付けられました。
その後、2人の方から偶然種をいただき、育てることになりました。最初は薄紫色の花が咲き、山で見た花とよく似ていたことから大切に育てていましたが、1年後に咲いた花は鮮やかな紅紫色のきれいな花で感動しました。
花色には個体差があると図鑑には書いてありますが、かなり個体差があることが分かりました。
上のジロボウエンゴサク(次郎坊延故索)は、自宅で2007年3月26日に撮影したものです。
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ジロボウエンゴサク(次郎坊延故索)の特徴と育て方
ジロボウエンゴサク(次郎坊延故索) 2006年3月26日 撮影 栽培品
ジロボウエンゴサク(次郎坊延故索) 撮影2006年3月26日 撮影 栽培品
和名 | ジロボウエンゴサク(次郎坊延故索) |
学名 | Corydalis decumbens |
科名・属名 | ケシ科 キケマン属 |
分布 | 本州(関東地方以西、四国、九州) |
花期 | 4~5月 |
特徴 | 人里、田畑、川岸、山地などに生える高さ10~20cmの多年草。 地下に直径約1cmの丸い塊茎があり、数個の根生葉と花茎を出します。 塊茎は毎年新しいものが古い塊茎の上に重なってできます。 葉は2~3回3出複葉。茎葉は普通2個つき、苞葉が全縁であることからヤマエンゴサクと区別できます。 花は紅紫色~青紫色で長さ1.2~2.2cm。蒴果は長さ約2cmの線形になります。 漢方ではこの仲間の塊茎を乾燥したものを延故索と呼び、鎮痛などに用います。 |
育て方 | 鉢底に鉢の高さの3分の1ほどゴロ石を入れ、鹿沼(少々)、赤玉小粒、桐生小粒で植えると良いと聞いたのでそのように植えます。ピーとモスを少し入れても良いようです。 花後すぐに枯れてしまうので短期間に肥培することが必要で、葉のある間はハイポネックスの液肥と草木灰汁を交互に施し、良く日に当て、花後は半日陰で、やや乾燥ぎみに育てます。 殖やすには実生が良く採り播きします。 花がとってもきれいだったので、種を播き上のように大切に育てていましたが、丈夫そうなので一部庭に下ろしました。 それから数年、零れ種でジロボウエンゴサクが好むような半日陰に蔓延してしまいました。 一番困ったのは、大切に育てているシラネアオイなどの根元い潜った球根がとりにくいことでした。 |
仙人ヶ岳と日光植物園のジロボウエンゴサク(次郎坊延故索)
ジロボウエンゴサク(次郎坊延故索) 2004年4月17日 撮影 仙人ヶ岳
ジロボウエンゴサク(次郎坊延故索) 2005年5月31日 撮影 日光植物園
種を播いて育てる前に、仙人ヶ岳と日光植物園で、ジロボウエンゴサク(次郎坊延故索)に出会いました。ムラサキケマンやミヤマキケマンはなじみの深い花でしたが、花はとても似ていますが、小さくて可憐な花姿に引き付けられました。
自生地が関東地方以西ということでしたので、それ以前は宮城県に長いこと住んでいたので見る機会がなかったようでした。
ジロボウエンゴサク(次郎坊延故索)まとめ
ジロボウエンゴサク(次郎坊延故索)は、仙人ヶ岳と日光植物園で花を見て興味をいだいていたので、いつかは育てることがあるのだろうとひそかに思っていましたが、それから数年が過ぎて、種をいただいた時はとてもうれしくて、丁寧に種を播きました。
思いがけず早い開花で、翌年に薄紫の花が、その次の年に他の方から種をいただいて播いたものが、とってもきれいな紅紫色の花が咲き感動しました。
かなり丈夫そうなので、庭に一部を植える事にしました。最初は早春にきれいな花が咲いて喜んでいましたら、かなり繁殖力のある植物で、零れ種から殖え続けましたが、花はきれいですし、すぐに地上部は枯れてしまうことから、そのままにしていたら、シラネアオイ、エビネなどあらゆる根の中に芽が出てきて、茎は細く潜った球根はとりにくく春の庭を占領しかねない勢いになってしまいました。
どんなに大切に育てても、殖えてくれない、エゾエンゴサクやヤマエンゴサクとは別物でした。
植えるときは殖えても良い場所に植えなけれなならない植物だということを知ることになりました。