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広告 高山植物をたずねて

秋田駒ガ岳、早池峰山、栗駒山、焼石岳の風景と高山の花たち

ホームページを立ち上げる前に登った山々の写真を記録として残しておくことにしました。

今になってみれば、もうのぼる機会がないだろうと思うと懐かしい思い出の山の風景でした。

秋田駒ガ岳、早池峰山、栗駒山、焼石岳の風景と高山の花たち

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大雪山(北海道)

花時の大雪山は、長年の夢でした。

梅雨の無い北海道が夏に向かう一日を、雪を踏みしめ一面の高山植物に出会うことが出来たことは、とても嬉しいことでした。

北海道の旅の合間にゴンドラに乗り、労せずにさまざまの高山植物に出会うことが出来ましたが、いつの日かゆっくりと歩いてみたいと思い下りてきました。

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エゾコザクラ(蝦夷小桜) 1996.07.14  旭岳

分類:サクラソウ科 サクラソウ属
学名:Primula cuneifolia
分布:北海道に分布し、高山の草地で水分の豊かな陽地に群落をつくる。
花期:5~6月
特徴:多年草で、葉はヘラ形で厚く、細かい鋸歯があり、紅紫色の2~2.5cmの花を2~3花つけ、側向して咲きます。
丈が5cmほどで開花しだんだん高く伸び10cm以上になることがあります。

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富良野のラベンダー 1996.07.13撮影


秋田駒ガ岳(秋田県)

奥羽山脈の中部の秋田、岩手県境に位置する秋田駒ガ岳は、女目岳を最高峰に、男岳、女岳などのピークと、火口原や湿原によって構成された山郡の総称です。

火山特有の変化に富んだ地形と、スケールの大きな高山植物群、山麓に点在する温泉郷などが、大きな魅力となっています。

8合目までは、交通機関で行くことが出来るので、労せずに高山植物に出会うことが出来る山です。


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チングルマ(稚児車)

分類:バラ科 チングルマ属
学名:Sieversia pentapetala
分布:白山以東南アルプス以東の中部地方、関東地方北部、東北地方、北海道の各高山帯に分布する。
花期:7~8月
特徴高さ7~10cmのほふく性常緑小低木、茎は横にはい、上半部が斜めに立ち、ほぼ直立し、灰褐色で少し枝分かれします。
高山帯の湿りの多い草地または高湿原に生育し、群落をつくることが多い。
秋田駒のチングルマの群生チングルマの群生はすばらしかった。

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エゾツツジ(蝦夷躑躅)

分類:ツツジ科 ツツジ属
学名:Therorhodion camtschaticum
分布:北海道、本州北部の高山帯
花期:7~8月
特徴:落葉性の小潅木。根茎は地中を這い枝は細かく分枝して高さ30cmになり、全体に褐色の腺毛がある。夏、枝先に2~3個の紅紫色で、上側の花弁に暗紅色の細点のある花をつけます。

早池峰山(岩手県)

早池峰山は北上山地の最高峰で、山地のほぼ中央に位置します。

807年の開山と言われ、信仰の山として栄えてきました。山麓の早池峰神社、重要無形文化財の早池峰神楽、「遠野物語」に代表される民話など、山にまつわる文化財も多く、宮沢賢治が愛してやまなかった山でもあるようです。

7月下旬、天候にも恵まれ、あこがれていた山に登ることができました。


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ハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草)

分類:キク科 ウスユキソウ属
学名:Leontopodium hayachinense Hora et Kitamura
分布:ウスユキソウ属は中国の四川、雲南、ヒマラヤを中心に約50種あります。
西方の端では、アルプスのエーデルワイス1種でありヒンズークシにはレオトポディウム・ナヌムがあります。
東方の日本では5種があり、千島列島に1種、台湾に1種がある。
チシマウスユキソウは南千島に、ハヤチネウスユキソウは岩手県の早池峰山の蛇紋岩地帯の特産植物です。
花期:7~10月
特徴:高さ10~30cm前後の宿根草。
薄雪をかぶったように白い綿毛で覆われているので薄雪草の名があります。
早池峰山の頂上を目指す、岩の間に咲いていたハヤチネウスユキソウの花は、形も整い、栽培ではとても見られない高貴な花姿でした。

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ミヤマアズマギク(深山東菊)

分類:キク科 ムカシヨモギ属
学名:Erigeron thunbergii ssp. glabratus
分布:白山以東、乗鞍岳以北の北アルプス、関東地方北部、早池峰山、北海道の各山地に分布し、亜高山帯から高山帯の日当たりの良い草地または砂れき地に生育します。
花期:7月中旬~8月
特徴:草丈は10~20cmで、茎葉には長毛と短毛とを混在させ、根生葉はヘラ状広楕円形で、一番花は高さ5cmくらいから咲き始め、直径3~4cmと大輪で茎葉の毛の白さに良く映えて美しい。

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チシマフウロ(千島風露)

分類:フウロソウ科 フウロソウ属
学名:Geranium erianthum
分布:北海道、本州(青森県深浦町、八甲田山、径塚山、鳥海山)
北太平洋地域
花期:7~8月
特徴:茎は直立し、高さ15~50cmほど。葉はやや堅く掌状に5~7深裂し裂片はさらに分裂して細片となり表面にかすかな毛があります。
花は5弁で、花弁の基部に白毛が密生し、淡紅色に濃色の条が目立ちます。

栗駒山(岩手県、宮城県)

栗駒山は、宮城、岩手、秋田の三県の県境にまたがり、山頂は外輪山の一角とされている複式コニーデ型の休火山です。

豊富な残雪、お花畑に彩られた穏やかな山稜、山麓の趣きある温泉などの魅力に溢れ、気軽な山旅を満喫できる山でもあります。


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シラネアオイ(白根葵)

分類シラネアオイ科 シラネアオイ属
学名:Glaucidium palmatum
分布:北海道、本州中部以北に分布し、深山の樹下や陰地に生える。
花期:5~7月
特徴:花茎7cm位、宿根草で高さは花のある時が20cmくらいで、花がすむと60cmくらいになります。
地下に太い根茎があり、カエデのように切れ込んだ葉柄のある葉が2枚、丸くて葉柄のない葉が1枚あります。
直径8cm近い大きい紫色の花を開くが、花弁と見えるのは4枚の萼片で花弁の代わりをしています。

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ハクサンシャジン(白山沙参)

分類:キキヨウ科 ツリガネニンジン属
学名:Adenophora triphlla A. DC. var. hakusanensis KITAM.
別名:タカネツリガネニンジン(高根釣鐘人参)
分布:白山以東、北アルプス北部、尾瀬、東北地方、北海道日高山脈南部などに分布する。
花期7月中旬~8月
特徴:高さ30cm~50cmの多年草。
茎は直立または斜めに立ち、3~5本が双生し、全体に短い毛があります。
花は円錐状、花冠な釣鐘状で青紫色、径1~1.2cm長さ1.5~2cm、5中裂して裂片は3角形の鋭頭、やや平らに開きます。
栗駒の山頂付近に群生していた。

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昭和湖


焼石岳(岩手県)

水沢市の西方には、標高1100mの山が11座連なっており、その主峰であるこの山域には積雪量が多く、雪田草原が発達していて、雪解けが始まると、多くの高山植物が咲き誇るようになります。

ブナ林の平坦なコースから登り始め、あまり急登のない山は歩きやすいが、結構スロープは長く、頂上までは3時間半くらいかかりました。

下のの写真は頂上の手前のお花畑です。


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ハクサンイチゲ(白山一花)

分類:キンポウゲ科 イチリンソウ属
学名:Anemone narcissiflora var.nipponica
分布:本州の中部以北に分布し、高山の湿った草地に生える。
花期:7~8月
特徴多年草で、丈は30cm内外。
全体が緑色で粗毛が生え、葉は掌状に3~5裂し、裂片はさらに分裂しています。
花は白色で直径2~2.5cm、花びらのように見えるのは萼で、5~7枚と一定していない。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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