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夏の切込刈込湖を散策

奥日光の湯元温泉から、光徳牧場を通り、山王峠に車を置いて、身支度を整え切込刈込湖にと向かいました。

1時間近く歩くと、涸沼が見えました。スリバチ状になっている沼の跡地で、夏はお花畑となるところのようですが、季節が少し遅かったためノハラアザミ、オヤマリンドウなどの秋の花に出会うことが出来ました。

ウメバチソウも沢山ありましたが、咲く寸前の蕾のふくらみだけを見ることになり、数日遅く来れば満開の花に出会えたのにと少し残念な気持ちでした。

切込刈込湖の双子の湖はここから1時間くらい歩いたところに、神秘な色の水を湛えていました。

       

2002.07.17 撮影

夏の切込刈込湖を散策

karikomiko

刈込湖 2002年7月17日撮影

ヤマオダマキ(山苧環)

キンポウゲ科 オダマキ属  Aquilegia buergeriana

yamaodamaki
分布:本州、四国、九州に分布し、山の草原に生える。
花期:6~8月
特徴高さ30~60cmの多年草。
根生葉は長柄があり、2回3出複葉。小葉は扇形で2~3裂し、長さ2~4cm。
茎の上部に直径3~3.5cmの花を下向きにつける。萼弁5個は紫褐色または淡黄色。花弁5個は淡黄色で、基部は長く伸びて距となり、直立し、やや曲がる。雄蘂は多数、雌蘂は5個。
オダマキとは昔、麻糸を巻いた管のことで、距の花の形がこれに似ている。
山地の草地や林縁などに生える。

オヤマリンドウ(御山竜胆)

リンドウ科 リンドウ属  学名:Gentiana makinoi

oyamarindou
分布:本州中部に分布し、亜高山帯の草地に生える。
花期:8~9月
特徴:花は1~7個、普通すべて茎頂に集まる。花冠は長さ2~3.5cm、裂片は平開しない。高さ15~60cm、葉は長さ2.5~6cm。亜高山帯~高山帯 に生える多年草。

ノハラアザミ(野原薊)

キク科 アザミ属  学名:Cirsium tanakae


noharaazami
分布:日本全土に分布し山野に生える。
花期:8~10月
特徴:花径1.5~2cm、高さ40~100cmの宿根草。
ノハラアザミはノアザミに似ているが、花は8から10月に開き、総苞は粘着しない。

ソバナ(蕎麦菜)

キキョウ科 ツリガネニンジン属  学名:Adenophora remotiflora


sobana
分布:本州、四国、九州のほか朝鮮半島、中国に分布し、山林の縁でよく見かける。
花期:7~8月
特徴:茎は高さ0.5~1m、ときに上部で分枝する。普通無毛だが、まれに長い毛のあるものもある。
葉は互生し長い柄があり、卵形または広披針形で長さ5~10cm、幅3~8cm、やや薄く、柔らかで、縁に粗い鋸歯がある。上部の葉は小型となり柄はない。
花は茎頂にまばらな円錐花序につき、垂れ下がる。花冠は淡青紫色、先端は広がった鐘形で長さ2~3cm、裂片はやや反り返る。花柱は普通突き出ない。萼裂片は披針形で全円。

ホザキシモツケ(穂咲下野)

バラ科 シモツケ属  学名: Spiraea salicifolia


hozakisimotuke
分布:北海道から九州の日本各地に分布し、山地の原野などに群生する。
花期6~8月
特徴:花茎5~8㎜、高さ1~2mの落葉低木。
奥日光の戦場ヶ原の群生は、車道の両側をピンクに染めて、それは見事である。8月の中旬、花は終わりに近かった。

キオン(黄苑)

キク科 キオン属  学名:Sencio nemorensis


kion
別名:ヒゴオミナエシ)
分布:日本各地、中国、朝鮮、シベリア、ヨーロッパ
花期:8~9月
特徴:高さ0.5~1mの多年草。葉は互生し、長さ5~15cmの広披針形で分裂しない。茎の上部で枝分かれし、多数の頭花を散房状につける。頭花は直径2cmほど、舌状花はふつう5個。山地の草地に生える。

カニコウモリ(蟹蝙蝠)

キク科 コウモリソウ属  学名:Cacalia adenostyloides

kanikoumori
分布:四国、近畿地方の紀伊半島中部、中部地方以北、東北地方の亜高山帯にかなり広く分布し、群落をつくることが多い。
花期:8~9月
特徴:高さ40~100cm。
葉は普通3個つき長さ6~10cm、カニの甲羅のような形で、ふちにふぞろいの切れ込みがあり、先端は短く尖る。翼のない長柄がある。
頭花は茎の先の円錐花序につく。
亜高山帯の針葉樹林帯などに群生する多年草。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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