「根本山いきものふれあいの里」は栃木県真岡市東部の根本山(標高165m)に位置し、約20haの面積があり、雑木林や草原、水辺などの里山の自然に、様々な生き物たちが暮らしています。
自然とのふれあいを通して、自然の大切さや、自然と人とのかかわりなどを考えることを目的にして多少手を加えているが、ほとんど自然はそのままに残されています。
また、30年~40年前に植えられたというシキザクラが有名ですがこの日は綺麗な花に出会うことができなかったのは、少し残念だったが、より考えさせられる出来事に会いました。
シキザクラを見にきていた4~5人の女性の方が1部に群生していたセンブリを我先にと全部抜いてしまったのです。
少し遠くにいたので気がつき行って見ると抜き去った後で、自慢げに抜いた花を見せてくれたのにはびっくりしてしまいました。
自生の植物を大切にしようなどと言う心も、公園内の花を抜いてはいけないという気持ちもないのです。
もちろん注意をしたら分かってくれたようだが、このような状況の中で里山をどのように守るのだろうかと考えただけで、心の痛む思いでした。
この施設を管理しているところに電話で話しては置いたが、管理などされていない里山の花など守りようがないことを身を持って感じさせられた出来事でした。
2006.10.30 撮影
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根本山の秋の花たち
サムネイル写真をクリックすると説明付きの画像が見られます。
シキザクラ | シキザクラ | アキノキリンソウ |
カントウヨメナ | ヒカゲイノコズチ | ゼンマイ |
コナスビ | ガマズミ | |
センブリ | フユノハナワラビ |