アブチロンは、世界の熱帯、亜熱帯に分布していて、それらの交配していろいろな花があるようですが、寒さに弱いために、日本では一般家庭で栽培できる品種はかぎられるかもしれません。
上の写真は、よく見かけるブラジル原産のアブチロンですが、下のアブチロン・ヒブリドゥムは交配した園芸品種です。また花がよく似たアオイ科・ヒメフヨウ属のウナズキヒメフヨウも載せています。
身近にみられるハイビスカスやタチアオイ、野菜のオクラなどもアオイ科の植物なので、どこか共通点がありそうです。
上のアブチロンは、2005年1月10日にとちぎ花センターで撮影した花です。
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アブチロンの特徴
和名 | アブチロン |
別名 | ウキツリボク、チロリアンランプ |
学名 | Abutilon megapotamicum |
科名・属名 | アオイ科 アブチロン属 |
分布 | ブラジル |
花期 | 5月~11月 |
特徴 | つる性のアブチロン。 熱帯魚をおもわせる真赤に黄色の色あざやかな花をたくさんつけ、夏場でも次々に花を咲かせます。 熱帯性の花木だが、寒さには強い方で関西以西の温暖な所だと冬を越すことができるようです。 新しく伸びた枝に花を付けます。肥料が少ないと花付きが悪くなるので、生育中は月1回、 緩効性肥料を置き肥します。 |
アブチロン・ヒブリドゥムの特徴
アブチロン・ヒブリドゥム 2004年1月9日 撮影 とちぎ花センター
和名 | アブチロン・ヒブリドゥム |
学名 | Abutilon x hybridum |
科名・属名 | アオイ科 アブチロン属 |
分布 | 世界の熱帯、亜熱帯に分布しているアブチロンの園芸品種 |
花期 | 春から秋。10℃以上で冬も可 |
特徴 | 非耐寒性多年草(低木)10℃以上。 アブチロンの仲間は、世界の熱帯、亜熱帯に約100種類が分布していると言うことだが、園芸植物として楽しんでいるものの多くはショウジョウカ(A.pictum)とウキツリボク(A.megapotamicum)という2つの原種と、これらの交配から生まれた交雑種のヒブリドゥム(A.hybridum)ということらしい。 チロリアンランプとはだいぶ違い、アオイ科そのものの花をつけます。 アブチロンはつる性のものもありますが、アブチロン・ヒブリドゥムは、木立ち性です。 |
ウナズキヒメフヨウの特徴
ウナズキヒメフヨウ 2004年1月9日 撮影 とちぎ花センター
ウナズキヒメフヨウ 2005年1月10日 撮影 target="_blank">とちぎ花センター
和名 | ウナズキヒメフヨウ |
学名 | Malvaviscus arboreus var. mexicanus |
科名・属名 | アオイ科 ヒメフヨウ属 |
分布 | メキシコ~コロンビア |
花期 | 春から秋。10℃以上で冬も可 |
特徴 | 秋から春にかけて真紅の美しい花を咲かせる花木。 花びらの内側のつけねに、角状にとびでた部分があり、雄しべにねじこむように巻き付いていることから花びらが開けない。 また、花が下を向いて咲くことからこの名前が付けられました。 |