アヤメ(菖蒲)は、全国で見られ、やや乾いたところでも育てることが出来ます。
それに比べてカキツバタ(杜若・燕子花)は水のある場所、湿原や湿地でないと育ちません。
アヤメと花菖蒲は庭で育てたことがありますが、明るい日陰など乾燥しすぎない場所だったら、初心所でも簡単に育てることが出来ます。
アヤメは、中央から爪部にかけて、黄色の網状の模様があります。カキツバタ(杜若・燕子花)は中央基部に披針形の白色斑紋があり爪部はやや黄色いことで見分けがつきます。ハナショウブは中央基部に黄色い目の形の模様あります。
上のアヤメ(菖蒲)は、2004年7月2日に霧ヶ峰高原で撮影した花です。
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アヤメ(菖蒲)の特徴
アヤメ(菖蒲) 2004年5月29日 撮影 日光植物園
和名 | アヤメ(菖蒲) |
学名 | Iris sanguinea |
科名・属名 | アヤメ科 アヤメ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 5~7月 |
特徴 | 葉は長さ30~60cm、幅0.5~1cmの剣形で、やや乾いた草地に生える多年草。 茎は地を這い、先が斜上し、高さ20~30cm。 花茎は高さ30~60cmで、紫色の花を2~3個つけます。 外花被片は長さ約6cmで先は垂れ、中央から爪部にかけて、黄色の網状の模様があります。 この模様がアヤメの特徴です。 |
アヤメ(菖蒲) 2003年5月3日 撮影 花之江の郷
カキツバタ(杜若・燕子花)の特徴
カキツバタ(杜若・燕子花) 2005年5月31日 撮影 日光植物園
シロバナカキツバタ(白花杜若・白花燕子花) 2004年5月29日 撮影 日光植物園
和名 | カキツバタ(杜若・燕子花) |
学名 | Iris laevigata |
科名・属名 | アヤメ科 アヤメ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 5~6月 |
特徴 | 水湿原に生える多年草。 地下茎は横走して群生します。 葉は長さ30~60cmの剣形。 花茎は高さ30~90cm、紫色の花を2~3個つけます。 外花被片は広倒卵形で長さ6~8cm、中央基部に披針形の白色斑紋があり爪部はやや黄色い。この模様がカキツバタの特徴でもあります。 内花被片は倒披針形で直立し、長さ6cm。 |