イヌガラシ(犬芥子)、 スカシタゴボウ(透し田牛蒡)も、道ばたや草地に生える雑草に当たるのだろうが、とてもよく似ていて、どこでも見かけます。
イヌガラシは多年草であり、スカシタゴボウは越年草で、葉がどちらも羽状に裂けるが、スカシタゴボウの方が深く裂けるようです。
イヌガラシは、また基部は耳状に張り出しがスカシタゴボウより強く茎を抱かないが、スカシタゴボウは茎を抱くなどの違いがあるようなのでよく観察すればわかります。
上のイヌガラシ(犬芥子)は、2006年10月13日に三毳山東口で撮影した花です。
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イヌガラシ(犬芥子)の特徴
イヌガラシ(犬芥子) 2002年11月17日 撮影 散歩道
和名 | イヌガラシ(犬芥子) |
学名 | Rorippa indica |
科名・属名 | アブラナ科 イヌガラシ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 4~9月 |
特徴 | 道ばたや草地に生える高さ10~50cmの多年草。 葉は羽状に裂けるがスカシタゴボウより裂け方が浅い。また基部は耳状にに小さくはりだすが、スカシタゴボウより強く茎を抱かない。 花は黄色で直径4~5㎜。 果実は長さ1.6~2cmの細長い円柱形で、上方に湾曲。 和名は雑草で食用にならないことらきています。 |
スカシタゴボウ(透し田牛蒡)の特徴
スカシタゴボウ(透し田牛蒡) 2006年4月19日 撮影 県民の森駐車場
スカシタゴボウ(透し田牛蒡) 2006年4月19日 撮影 県民の森駐車場
和名 | スカシタゴボウ(透し田牛蒡) |
学名 | Rorippa islandica |
科名・属名 | アブラナ科 イヌガラシ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 4~10月 |
特徴 | 水田や道ばたの湿地に生える高さ30~100cmの越年草。 根生葉は長さ5から15㎝で羽状に裂け、裂片はさらに粗く切れ込みます。 茎葉は上部のものほど裂けかたが浅く基部は耳状に小さくはりだして茎を抱く。 花は黄色で直径3~4㎜。果実は長さ5~8㎝。 雑草化して変化の多い種です。 |