カナムグラ(鉄葎)は、アサ科・カラハナソウ属の道ばたの荒れ地などに生えるつる性の1年草です。鉄葎の名前が示すように、繁茂するとなかなか取れない状態を鉄に例えたようです。
繁茂力のある草で、山間の道端などでよく見かけます。また、カナムグラの花粉は花粉症の原因にもなるようです。
以前は、クワ科に分類されていましたが、現在はアサ科になっています。
上のカナムグラ(鉄葎)雌花序は、2005年10月12日に入沢林道で撮影したものです。
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カナムグラ(鉄葎)の特徴
カナムグラ(鉄葎)雄花 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳
カナムグラ(鉄葎)葉 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳
和名 | カナムグラ(鉄葎) |
学名 | Humulus japonicus |
科名・属名 | アサ科 カラハナソウ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 8~10月 |
特徴 | 道ばたの荒れ地などに生えるつる性の1年草。 葉は対生し、長さ5~12cmで掌状に5~7裂します。 表面には粗い毛がありざらつく。雌雄異株。 雄花は淡緑色で、円錐状の大きな花序はまばらにつき、雌株は苞に包まれ、下向きの短い穂状花序につきます。 茎や葉柄には下向きの刺があり、他の木や草に絡みつきます。 |
カナムグラ(鉄葎)雄株 2003年9月30日 撮影 袋田