カワラマツバ(河原松葉)、キバナノカワラマツバ(黄花の河原松葉)は、アカネ科・ヤエムグラ属で、カワラマツバは、キバナノカワラマツバの白花品ということになります。
オククルマムグラ、クルマムグラ、キヌタソウと同じ仲間ですが、一見かなり違って見えますが、花の形がとてもよく似ています。
アカネ科の特徴である根はひげ状で、アカネのように赤くなるようです。
上のカワラマツバ(河原松葉)は、2004年7月24日に霧ヶ峰高原で撮影した花です。
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カワラマツバ(河原松葉)の特徴
カワラマツバ(河原松葉) 2005年7月15日 撮影 ワッカ原生花園
和名 | カワラマツバ(河原松葉) |
学名 | Galium trifloriforme |
科名・属名 | アカネ科 ヤエムグラ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 7月~8月 |
特徴 | 高さ30~80cmの多年草。 茎や葉には細かくてやわらかい毛が生えるが、刺はない。 葉は8~10個が輪生しているように見え、長さ2~3cm、幅1.5~3cmの線形で、先端に短い刺があります。本来の葉は2個だけで他は托葉が大きくなったものです。 茎の先や上部の葉腋に小さな花を円錐状に多数つけます。 やや乾いた日当たりの良い草地などに生えます。 和名は河原に多く、葉が松葉に似ているところからつけられました。 |
カワラマツバ(河原松葉) 2004年7月18日 撮影 高峰高原
キバナノカワラマツバ(黄花の河原松葉)の特徴
キバナノカワラマツバ(黄花の河原松葉) 2005年8月4日 撮影 八方尾根
和名 | キバナノカワラマツバ(黄花の河原松葉) |
別名 | タカネカワラマツバ |
学名 | Galium verum var. asiaticum |
科名・属名 | アカネ科 ヤエムグラ属 |
分布 | 北海道、本州、九州。東アジア |
花期 | 6~9月 |
特徴 | 高さ20~120cm。低山帯~高山帯 の草地に生える多年草。 茎や葉には細かくて柔らかい毛が生えるが、刺はない。 葉は、6~12個輪生しているように見え、長さ2~3㎝、幅1~3㎜線形で先端に短い刺があります。 本来の葉は2個で、他は托葉が大きくなったものです。 茎の先や上部の葉腋に小さな黄色の花を円錐状に多数つけます。 花冠は直径約2㎜で4裂して平開します。 果実は直径約1㎜で無毛。 |
キバナノカワラマツバ(黄花の河原松葉) 2004年7月24日 撮影 霧ヶ峰高原
キバナノカワラマツバ(黄花の河原松葉) 2003年8月23日 撮影 八方尾根
キバナノカワラマツバ(黄花の河原松葉) 2003年7月18日 撮影 赤城山