ペンタスは、アカネ科・ペンタス属、ルクリア・ピンセアナはアカネ科・ルクリア属、サンタンカはアカネ科・サンタンカ属とアカネ科の植物で、異なった属ですが、海外の温帯や熱帯の植物でアカネ科らしい雰囲気をもっています。
私は冬の植物園で写しましたが、冬の温度さえ確保できれば栽培が可能であり、鉢ものとして出回ってもいるようです。
花が美しいことから、育てやすい園芸品種も出ってきているようで楽しみな仲間です。
上のペンタスは、2004年12月17日に井頭公園(熱帯生態館)で撮影した花です。
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ペンタスの特徴と育て方
ペンタス 2003年12月8日 撮影 井頭公園(熱帯生態館)
和名 | ペンタス |
別名 | クササンダンカ(草三丹花) |
学名 | Pentas lanceolata |
科名・属名 | アカネ科 ペンタス属 |
分布 | 熱帯アフリカ |
花期 | 秋~冬 |
特徴 | 花径1~2cm、高さ40~90cm。 明治末期に渡来したもので、花壇や鉢植えで栽培されます。 品種があり、植物園などの温室で見られます。 ペンタスは春から秋まで長期間開花し、暑さに負けずによく開花します。 タネから育てる矮性に改良された品種が小型~中型の鉢物や花壇苗としてよく普及しています。 |
ルクリア・ピンセアナの特徴
ルクリア・ピンセアナ 2003年12月8日 撮影 井頭公園(熱帯生態館)
和名 | ルクリア・ピンセアナ |
別名 | アッサムニオイザクラ |
学名 | Luculia Pinceana |
科名・属名 | アカネ科 ルクリア属 |
分布 | ヒマラヤ山系の温帯に野生する |
花期 | 12月。開花後に切り戻すと3~4月に再び開花する |
特徴と育て方 | インドアッサム地方の標高1300~2000mのカシー高原に野生し、直径2.5cmほどの桃色の上品な花を密生します。 半常緑または落葉低木で、日当たりが良く水はけの良い土地を好みます。 通気を良くし乾燥気味にします。 ヒマラヤの高原が原産と言うこともあり、典型的な日本の夏の気候、高温多湿が苦手です。 春~秋にかけては直射日光を避けた、できるだけ風通しの良い場所に置きます。 耐寒性は多少ありますが霜には耐えられず、冬越しには3℃~5℃程度の気温が必要です。 |
サンタンカの特徴と育て方
サンタンカ 2005年1月10日 撮影 とちぎ花センター
和名 | サンタンカ |
別名 | イクソラ |
学名 | Ixora chinensis |
科名・属名 | アカネ科 サンタンカ属 |
分布 | 中国南部、マレー半島 |
花期 | 1月~3月 |
特徴と育て方 | 高さ約1m。 江戸時代末期に渡来したもので、熱帯地方に約150種分布する常緑低木。 温室では鉢植えで栽培されています。 高温多湿とたっぷりな日射しが大好きなので、基本は一年を通して日当たりの良い場所で育てますが、日射しが強すぎると葉が変色したり焼けることがあるので、真夏は明るい日陰に移します。 寒さに弱く、越冬温度は最低5℃(できれば10℃)必要です。 さし木でふやすことができます。 |