ホソバトリカブト(細葉鳥兜)は、谷川山系、利根川源流部、野反、日光白根山、北アルプス北部、八ガ岳、南アルプスの亜高山帯~高山帯の草地に生え、高さ40~100㎝。葉身は長さ、幅とも5~13㎝で小さく、ほとんど基部まで3裂し裂片はさらに2~3裂し、終裂片葉は幅2.5㎜先は尖ります。
ミヤマトリカブト(深山鳥兜)は、山形県月山から石川県白山までの日本海側の亜高山帯~高山帯の草地に生え、高さ50~100cmで、葉は3深裂~中裂するということですが、写したものは中裂しているようです。
ハクバブシ(白馬附子)は、白馬では見つかっていないようで、主に群馬県北部の山地帯~高山帯にかけて分布していて、茎葉は長さ幅とも6~20㎝で切れ込みの浅い大型の茎葉 をつける点で見分けやすいトリカブトですが、トリカブトは図鑑と睨めっこしても区別が難しいです。
上のホソバトリカブト(細葉鳥兜)は、2006年8月25日に麦草峠高山植物園で撮影した花です。
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ホソバトリカブト(細葉鳥兜)の特徴
ホソバトリカブト(細葉鳥兜) 2006年8月25日 撮影 麦草峠高山植物園
ホソバトリカブト(細葉鳥兜) 2006年8月25日 撮影 麦草峠高山植物園
和名 | ホソバトリカブト(細葉鳥兜) |
学名 | Aconitum sennanense |
科名・属名 | キンポウゲ科 トリカブト属 |
分布 | 本州(谷川山系、利根川源流部、野反、日光白根山、北アルプス北部、八ガ岳、南アルプス)。日本固有 |
花期 | 8~9月 |
特徴 | 亜高山帯~高山帯の草地に生える多年草。 高さ40~100㎝。葉身は長さ、幅とも5~13㎝、ほとんど基部まで3裂し裂片はさらに2~3裂します。 葉の終裂片葉は幅2.5㎜、先は尖ります。 萼片は内外両面とふちに開出毛があります。 上萼片は長さ2~3cm。雄しべも有毛。 |
ミヤマトリカブト(深山鳥兜)の特徴
ミヤマトリカブト(深山鳥兜) 2004年8月7日 撮影 栂池自然園
和名 | ミヤマトリカブト(深山鳥兜) |
別名 | ハクサントリカブト、オチクラブシ、ホクロクトリカブト |
学名 | Aconitum nipponicum |
科名・属名 | キンポウゲ科 トリカブト属 |
分布 | 本州(山形県月山から石川県白山までの日本海側) |
花期 | 8~9月 |
特徴と育て方 | 亜高山帯~高山帯の草地に生える多年草。 上萼片のくちばしは長くのびます。 葉は3深裂~中裂する。高さ50~100cm。葉身は長さ幅ともに6~13cm、終裂片は幅3~6㎜。 |
ハクバブシ(白馬附子)の特徴
ハクバブシ(白馬附子) 2005年9月2日 撮影 三国山
ハクバブシ(白馬附子) 2005年9月2日 撮影 三国山
ハクバブシ(白馬附子) 2005年9月2日 撮影 三国山
和名 | ハクバブシ(白馬附子) |
学名 | Aconitum zigzag ssp. kishidae |
科名・属名 | キンポウゲ科 トリカブト属 |
分布 | 本州(群馬県北部) |
花期 | 7~11月 |
特徴と育て方 | 志賀高原や谷川連峰などに生え、白馬岳付近では見つかっていない。 茎葉は長さ幅とも6~20㎝。 山地帯~高山帯にかけて分布し、山地帯のものは花柄に毛がなく、切れ込みの浅い大型の茎葉 をつける点でサンヨウブシよく似ています。 花弁の舷部が膨らむことでサンヨウブシと区別されます。 |