イケマは、キョウチクトウ科・カモメヅル属で、北海道、本州、四国、九州の山地に生える蔓性の多年草で、山道の草むらなどで見かけることがあります。ガガイモ科は現在はキョウチクトウ科に分類されています。
ツルガシワは同じ仲間のキョウチクトウ科・カモメヅル属ですが、本州の中国地方、四国、九州の自生になっているので、関東地方在住のため、日光植物園で見ることが出来写真に写しました。
ガガイモ(蘿藦)は、キョウチクトウ科・ガガイモ属で、日当たりのよいやや乾いた原野に生える蔓性の多年草ということですが、造成地の調整池の土手に生えていたことから、分布域が多いのではないかと思いました。
上のイケマは、2004年7月18日に高峰高原で写した花です。
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イケマの特徴
イケマ 2003年7月27日 撮影 戦場ヶ原
イケマ 2003年7月27日 撮影 戦場ヶ原
和名 | イケマ |
学名 | Cynanchum caudatum |
科名・属名 | キョウチクトウ科 カモメヅル属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 7月~8月 |
特徴 | 山地に生える蔓性の多年草。 葉は長さ3~6cmの柄があり、卵形で先は尾状に尖り、長さ5~15cm。 花は葉腋からのびた長い花柄の先に散形花序につきます。 |
イケマ 2003年8月3日 撮影 志津温泉
ツルガシワの特徴
ツルガシワ 2004年5月29日 撮影 日光植物園
ツルガシワ 2004年5月29日 撮影 日光植物園
和名 | ツルガシワ |
学名 | Cynanchum grandifolium var. nikoense |
科名・属名 | キョウチクトウ科 カモメヅル属 |
分布 | 本州(中国地方)、四国、九州 |
花期 | 7月~8月 |
特徴 | 茎は高さ0.5~1mになり、先はつる状に伸びます。 葉は広楕円形で長さ12~25cm。 葉腋の花序に暗紫色で直径6~8㎜の花をつけます。 |
ガガイモ(蘿藦)の特徴
ガガイモ(蘿藦) 2007年9月7日 撮影 板倉調整池付近
ガガイモ(蘿藦) 2007年9月7日 撮影 板倉調整池付近
和名 | ガガイモ(蘿藦) |
学名 | Metaplexis japonica |
科名・属名 | キョウチクトウ科 ガガイモ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 8~9月 |
特徴 | 日当たりのよいやや乾いた原野に生える蔓性の多年草。 地下茎を長くのばして増え、茎を切ると白い乳液がでます。 葉は対生し、長さ5~10㎝、幅3~6㎝の長卵状心形で先はとがり、裏面は白緑色を帯びます。 葉腋から花序をだし淡紫色の花をつけます。 花冠は直径約1㎝で5裂し、内側には長い毛が密生します。 |