キクイモ(菊芋)は、北アメリカ原産のキク科・ヒマワリ属の植物で、幕末の頃渡来し、戦時中に加工用、飼料用にされたものが、畑のすみや山麓などに野生化して残っているようです。
ヒマワリも同じ仲間で、昔から夏の風物種のように栽培され続けました。現在は休耕している畑などに植えられた見事なヒマワリ畑が夏の観光になっています。
品種改良も盛んにおこなわれて、切り花や鉢花として栽培されているようです。
上のキクイモ(菊芋)は、2003年9月30日に袋田で撮影した花です。
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キクイモ(菊芋)の特徴
和名 | キクイモ(菊芋) |
学名 | Helianthus tuberosus |
科名・属名 | キク科 ヒマワリ属 |
分布 | 北アメリカ原産 |
花期 | 9~10月 |
特徴 | 茎は高さ1.5~3mになり、葉とともにざらざらします。 下部の葉は対生、上部のものは互生し、卵形または卵状楕円形で、基部は葉柄に流れて翼となります。 上部の枝先に黄色の頭花を1個ずつつけます。頭花は直径6~8cmで内側には筒状花が多数集り、まわりには10~20個の舌状花が1列に並びます。 名前は菊の花に似ていて、地中に大きな塊茎をつくることによります。 北アメリカの多年草で、幕末の頃渡来したようです。 戦時中加工用、飼料用にされたものが、畑のすみや山麓などに野生化して残っています。 |
ヒマワリ(向日葵)の特徴
ヒマワリ(向日葵) 2007年9月12日 渡良瀬遊水地
和名 | ヒマワリ(向日葵) |
学名 | Helianths annuus |
科名・属名 | キク科 ヒマワリ属 |
分布 | アメリカ中西部原産 |
花期 | 9~10月 |
特徴 | 江戸時代の寛文年間に渡来した1年草。 花径10~30㎝。高さ1.5~3m。 ヒメヒマワリをはじめいろいろな品種があります。 開いた花が太陽の動きにつれてまわることはありません。 食料や飼育用の作物としても大切で、主に果実(種)が利用されます。 品種改良によってできた草丈10cmほどの鉢植え向きの品種もあり、花色も黄色以外にレモン色やえんじ色、花の咲き方も一重だけでなく八重の品種などもあり、品種改良が進んでいるようです。 なじみの多い花で、知らない人がいないくらいで、よほどひどい場所でない限り、植えれば花が咲くので子供でも育てられます。 ほとんどの品種が1年草なので、春に植えて秋に枯れるというサイクルで育てることになります。 |