キチジョウソウ(吉祥草)は、キジカクシ科・キチジョウソウ属で、本州(関東地方以西)、四国、九州などの暖地の林内に生える常緑の多年草で、淡紅紫色の花が穂状につき、液果は赤く熟します。
ヤブラン(藪蘭)は、キジカクシ科・ヤブラン属で本州、四国、九州、沖縄の山野の木陰に生える多年草で、淡紫色の小さな花が総状に多数つき、直径約6~7㎜の球形で光沢のある黒色の実をつけます。
ジャノヒゲ(蛇の鬚)は、キジカクシ科・ジャノヒゲ属で全国の林内に生える多年草で、匐枝をだしてふえ、群生することが多く、丈夫なことからグランドカバーなどに植えられることが多いことから、小鳥が種を運んできて庭にたくさん生え、すぐに根がはるので抜くのが大変です。丈夫で殖えやすいし根がはるのでグランドカバー以外は植えない方が良いようです。
上のキチジョウソウ(吉祥草)は、2002年10月27日に緑化祭跡地で撮影したものです。
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キチジョウソウ(吉祥草)の特徴
和名 | キチジョウソウ(吉祥草) |
学名 | Reineckea carnea |
科名・属名 | キジカクシ科 キチジョウソウ属 |
分布 | 本州(関東地方以西)、四国、九州 |
花期 | 9~10月 |
特徴 | 暖地の林内に生える常緑の多年草。 葉は根生し、長さ10~30cmの広線形。 花茎は高さ8~13cm、淡紅紫色の花が穂状につきます。花被片は長さ0.8~1.2cmで下半部は筒状に合着します。 液果は赤く熟します。 この草を植えてある家では、吉事があると花が開くという伝説が伝えられているという。 |
ヤブラン(藪蘭)の特徴
ヤブラン(藪蘭) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳
ヤブラン(藪蘭) 2003年8月13日 撮影 散歩道
ヤブラン(藪蘭) 2004年10月24日 撮影 花之江の郷
和名 | ヤブラン(藪蘭) |
学名 | Liriope muscari |
科名・属名 | キジカクシ科 ヤブラン属 |
分布 | 本州、四国、九州、沖縄 |
花期 | 8~10月 |
特徴 | 山野の木陰に生える多年草。 葉は根生し、長さ30~60cmになり、淡紫色の小さな花が総状に多数つきます。花被片は長さ約4㎜。 花茎は高さ8~13cm、淡紅紫色の花が穂状につきます。花被片は長さ0.8~1.2cmで下半部は筒状に合着します。 種子は直径約6~7㎜の球形で光沢のある黒色。 |
ジャノヒゲ(蛇の鬚)の特徴
ジャノヒゲ(蛇の鬚) 2003年2月21日 撮影 星野
和名 | ジャノヒゲ(蛇の鬚) |
別名 | リュウノヒゲ |
学名 | Ophiopogon japonicus |
科名・属名 | キジカクシ科 ジャノヒゲ属 |
分布 | 日本、中国 |
花期 | 7月 果実:10~11月 |
特徴 | 高さ10~15cm、花は淡紫、種子は濃紺。 常緑で耐寒性がある多年草で、秋につく種子の色がたいへん綺麗です。 栽培している家が多いのか、我が家の庭に小鳥が運んできた種からたくさん芽生え抜くのが大変なくらいです。 |