クサギ(臭木)は、クマツヅラ科・クサギ属で、北海道から琉球半島、台湾、中国の温帯から亜熱帯の山野に生える高さ2~3mの落葉低木ないし小高木です。
私は果実の写真しか写していませんが、花も実も魅力的です。
熱帯アフリカ原産のクレロデンドルム・ウガンデンセと園芸品種のベニゲンペイカズラは鉢植えとして出回っており、耐寒温度が低いので、冬は室内で管理する必要があるようですが、比較的育てやすい魅力的な植物です。
上のクサギ(臭木)は、2005年10月12日に名草巨石群近辺で撮影した花です。
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クサギ(臭木)の特徴
クサギ(臭木) 2007年10月31日 撮影 栗山
和名 | クサギ(臭木) |
学名 | Clerodendrum trichotomum |
科名・属名 | シソ科 クサギ属 |
分布 | 北海道から琉球半島、台湾、中国の温帯から亜熱帯 |
花期 | 夏~初秋 |
特徴 | 山野に生える高さ2~3mの落葉低木ないし小高木。 二次林にもよく生えます。 樹皮は灰色。葉は長さ8~15㎝、短毛が密生します。 萼は紅紫色で宿存性、花冠の長さは2~2.5㎝でよい香りがします。 果実は染料にに使います。和名臭木は葉に臭気があるので言います。 |
クレロデンドルム・ウガンデンセ(Clerodendrum ugadense)の特徴と育て方
クレロデンドルム・ウガンデンセ(Clerodendrum ugadense) 2005年1月10日 撮影 とちぎ花センター
和名 | クレロデンドルム・ウガンデンセ |
学名 | Clerodendrum ugadense |
科名・属名 | シソ科 クサギ属 |
分布 | 熱帯アフリカ |
花期 | 7~10月 |
特徴と育て方 | 青い蝶のような小さな花が房状に咲く清楚な雰囲気のある鉢花で、これがゲンペイクサギの仲間とは思えないような花です。 蔓性だが、若い株でもよく花が咲くので、鉢花として出回っているときは、必ずしも蔓の感じいは見えません。集散花序は円錐形。 品種もかなりあり、ブルーウイング、ブルーエルフィンなどの品種名のままでも出回っています。 花の形はカリガネソウと良く似ています。 耐寒性がありませが、冬は家の中の日当たりの良い室内に取り込めば栽培は難しくないようです。 植え替えは毎年、赤玉土に腐葉土を混ぜた用土で4月になってから植え替えますが、その時緩効性肥料を用土に混ぜておきます。 生育期間中は月に1度置肥をするか、液肥を10日に1回程度与えます。 日当たりの良い場所で管理しますが、夏は半日陰にします。水は乾いたらたっぷりやり、冬は控えめにします。 蔓が良く伸びるので花が終わったら、切り戻します。 |
ベニゲンペイカズラ(Clerodendrum x speciosum)の特徴と育て方
ベニゲンペイカズラ(Clerodendrum x speciosum)(Clerodendrum ugadense) 2004年1月9日 撮影 とちぎ花センター
和名 | ベニゲンペイカズラ |
学名 | Clerodendrum x speciosum |
科名・属名 | シソ科 クサギ属 |
分布 | 園芸種 |
花期 | 7~10月 |
特徴と育て方 | ベニゲンペイカズラは、ゲンペイカズラとベニバナクサギの交配でつくられた園芸種です。 どちらも耐寒性がないので、ベニゲンペイカズラも耐寒性はありません。 寒さに弱いので、冬の間、よく日の当たる室内に取り込みます。 耐寒性がありませんが、冬は家の中の日当たりの良い室内に取り込めば栽培は難しくないようです。 植え替えは毎年、赤玉土に腐葉土を混ぜた用土で4月になってから植え替えますが、その時緩効性肥料を用土に混ぜておきます。 生育期間中は月に1度置肥をするか、液肥を10日に1回程度与えます。 日当たりの良い場所で管理しますが、夏は半日陰にします。水は乾いたらたっぷりやり、冬は控えめにします。 蔓が良く伸びるので花が終わったら、切り戻します。 |