オオカニコウモリ(大蟹蝙蝠)は、キク科・コウモリソウ属の本州の主に日本海側に生えるようで、カニコウモリに比べて葉が大きく、三角形に近い形をしています。
カニコウモリ(蟹蝙蝠)は亜高山帯の針葉樹林帯などに群生する多年草で、薄暗い場所に生えているのを何度も見たことがあります。
北の方の山の涼しい場所に群生をなしているを見かけたのは頂上に向かう途中の休憩場所になっていました。なぜか蝙蝠が出そうな場所に生えていたのを思い出します。
コウモリソウ属は他にタマブキ(珠蕗)、モミジガサ(紅葉笠)を載せています。
上のオオカニコウモリ(大蟹蝙蝠)は、2005年9月2日に三国山で写した花です。
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オオカニコウモリ(大蟹蝙蝠)の特徴
オオカニコウモリ(大蟹蝙蝠) 2005年9月2日 撮影 三国山
和名 | オオカニコウモリ(大蟹蝙蝠) |
学名 | Parasenecio nikomontanus, Cacalia nikomontanus |
科名・属名 | キク科 コウモリソウ属 |
分布 | 本州(主に日本海側) |
花期 | 8~10月 |
特徴と育て方 | 林内に生える高さ0.3~1mになる多年草。 葉は五角形に近い腎形で幅9~27㎝。 頭花はやや散房状につき、5~6個の小花からなります。 |
カニコウモリ(蟹蝙蝠)の特徴
カニコウモリ(蟹蝙蝠) 2002年8月17日 撮影 切込刈込
和名 | カニコウモリ(蟹蝙蝠) |
学名 | Parasenecio adenostyloides, Cacalia adenostyloides |
科名・属名 | キク科 コウモリソウ属 |
分布 | 本州(近畿地方以北)、四国 |
花期 | 8~9月 |
特徴と育て方 | 亜高山帯の針葉樹林帯などに群生する多年草。 高さ40~100cm。 葉は普通3個つき長さ6~10cm、カニの甲羅のような形で、ふちにふぞろいの切れ込みがあり、先端は短く尖る。翼のない長柄があります。 頭花は茎の先の円錐花序につきます。 |