オキザリス・バーシカラー(Oxalis versicolor)は、カタバミ科・カタバミ属で南アフリカ原産の冬生育型のオキザリスで、花期は11月~2月の夏植球根です。
耐寒性なく半耐寒性ですので、窓辺などの日の当たる場所で管理することになります。日差しがあると花付も良くなるので、暖かな日はベランダなどの戸外に出してあげると良く育ちます。
赤い覆輪が尾ても可憐な花で、育てている方も多いようです。
イモカタバミ(芋傍食)、ムラサキカタバミ(紫傍食)は、カタバミ科・カタバミ属で同じ仲間ですが、繁殖力が強く関東地方以西に広く分布しています。
上のオキザリス・バーシカラー(Oxalis versicolor)は、2004年12月17日に井頭公園(高山植物館)で写した花です。
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オキザリス・バーシカラー(Oxalis versicolor)の特徴と育て方
オキザリス・バーシカラー(Oxalis versicolor) 2003年12月8日 撮影 井頭公園(高山植物館)
和名 | オキザリス・バーシカラー |
学名 | Oxalis versicolor |
科名・属名 | カタバミ科 カタバミ属 |
分布 | 南アフリカ原産 |
花期 | 11月~2月 |
特徴と育て方 | 花弁の外側が濃いピンクの覆輪となり、閉じたときの姿が可憐です。 冬生育型のオキザリスですが、耐寒性は余り強くなく半耐寒性ですが、草丈10cm程度の木立ち性で、育てやすい植物です。 園芸店では夏植え球根として、8月頃に販売され、秋には開花株が鉢物として流通します。 強い霜や用土の凍結を嫌うので、軒下や野外フレームなどで管理します。 オキザリスは開花には日照が必要で、真冬に室内で育てる場合も、晴れた日には野外に出すと、徒長せずに良く咲きます。 鉢植えは赤玉土に腐葉土を3~4割混ぜた土に、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れて植えこみます。 乾燥に強く水はけの良い場所を好むので、芽が出るまでは表面が乾いたらたっぷりやりますが、芽が出てからは水のやりすぎに注意します。 休眠期は雨の当たらない日陰であまり水をやりません。 2~3年に一度新しい用土で植え替えます。その時分球しているので殖やせます。 |
イモカタバミ(芋傍食)の特徴
イモカタバミ(芋傍食) 2003年9月27日 撮影 鹿沼の山間
和名 | イモカタバミ(芋傍食) |
別名 | オキザリス・アーティキュラータ、フシネハナカタバミ |
学名 | Oxalis articulata |
科名・属名 | カタバミ科 カタバミ属 |
分布 | 南アメリカ原産の帰化植物 |
花期 | 4~9月 |
特徴と育て方 | ムラサキカタバミによく似ているが、芋のような塊茎によって殖えます。 花はやや色が濃く、数も多い。 小さな鱗茎が散らばって殖えるが、ムラサキカタバミのほうが繁殖力は強いようです。 |
ムラサキカタバミ(紫傍食)の特徴
ムラサキカタバミ(紫傍食) 2003年6月16日 撮影 三毳山東口
和名 | ムラサキカタバミ(紫傍食) |
別名 | キキョウカタバミ |
学名 | Oxalis corymbosa |
科名・属名 | カタバミ科 カタバミ属 |
分布 | 南アメリカ原産の帰化植物 |
花期 | 4~9月 |
特徴と育て方 | 花茎1.5cm位、高さ10~15cm。 花江戸時代に南米から観賞用として輸入された。 現在では野生化した帰化植物となり、関東地方以西に広く分布しています。 花は結実せず、地下の鱗茎によって殖えます。 |