オゼミズギク(尾瀬水菊)は、ミズギクの変種で、尾瀬、東北地方の湿地に生える高さ25㎝~50㎝の多年草です。
オグルマ(小車)はオゼミズギクと同じオグルマ属ですが、花之江の郷の花菖蒲などが植えられている場所で見かけることが出来ました。
以前に植えたものが、育っているという感じであぜ道に生えていました。
オゼミズギクも、オグルマも育てたことはありませんが、オゼミズギクの方がより冷涼な場所に生えているようでした。
サワオグルマ(沢小車)は、キク科・オカオグルマ属で、日当たりのよい山間の湿地などに多い高さ50~80cmの多年草です。オグルマは、オグルマ属ですが、サワオグルマは、オカオグルマ属で違った仲間のようです。
裏磐梯五色沼付近で沢山咲いている花に出会いました。
上のオゼミズギク(尾瀬水菊)は、2005年8月11日に尾瀬で写した花です。
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オゼミズギク(尾瀬水菊)の特徴
オゼミズギク(尾瀬水菊) 2005年8月11日 撮影 尾瀬
和名 | オゼミズギク(尾瀬水菊) |
学名 | Inula ciliaris var. glandulosa |
科名・属名 | キク科 オグルマ属 |
分布 | 尾瀬、東北地方の湿地 |
花期 | 6~10月 |
特徴 | 山野の湿原などに生える高さ25㎝~50㎝の多年草。 茎は普通枝分かれせず、先端に頭花を上向きに1個つけます。 根生葉は花のころも残り、長さ4~10㎝。幅は0.8~1.5㎝ののへら形で全縁。 茎葉は卵状披針形小さく、基部はやや茎を抱き、頭花は直径3~4㎝。総苞は半円球。総苞片は4~5列、外片には毛が多い。 そう果は長さ約1.5㎜の円柱形でまばらに毛があります。冠毛は長さ約4.5㎜。 ミズギクの分布は本州(近畿地方以西)、九州(宮崎県)であるが、オゼミズギクは葉の裏に腺点が多いミズギクの変種です。 |
オグルマ(小車)の特徴
オグルマ(小車) 2004年9月18日 撮影 花之江の郷
和名 | オグルマ(小車) |
学名 | Inula britannica ssp. japonica |
科名・属名 | キク科 オグルマ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 7~10月 |
特徴 | 湿地や田の畦などに生える高さ20~60cmの多年草。 茎には軟毛があり、上部で枝分かれします。 根生葉や下部の葉は花の頃には枯れます。茎葉は長さ5~10cm。幅1~3cmの広披針形~長楕円形で、先端は尖り基部はなかば茎を抱く。 枝先に黄色の頭花を1個ずつつけます。頭花は直径3~4cm。総苞は長さ7~8㎜の半球形。 そう果は長さ約1.5㎜の円柱形でまばらに毛があります。冠毛は長さ約4.5㎜。 和名は、放射状に整然と並んだ舌状花を小さな車に見立てたものという。 |
サワオグルマ(沢小車)の特徴
サワオグルマ(沢小車) 2005年6月18日 撮影 裏磐梯五色沼
サワオグルマ(沢小車) 2005年6月18日 撮影 裏磐梯五色沼
和名 | サワオグルマ(沢小車) |
学名 | Tephroseris pierotii |
科名・属名 | キク科 オカオグルマ属 |
分布 | 本州、四国、九州、沖縄 |
花期 | 4月~6月 |
特徴 | 日当たりのよい山間の湿地などに多い高さ50~80cmの多年草。 茎は太くて柔らかい。 根生葉はロゼット状で長さ12~25cm、幅1.5~7cmのへら状披針形ではじめクモ毛が密生します。 茎葉は卵状披針形で先は尖り茎を抱く。 頭花は散房状につき、黄色で直径3.5~5㎝。 |
サワオグルマ(沢小車) 2005年6月18日 撮影 裏磐梯五色沼