シデシャジン(四手沙参)は、日光植物園で写したので、名前がついていましたが、この花を調べるとなったらかなり苦労しそうな気がしました。
ヨーロッパアルプス、アペニン山脈原産のキキョウ科・フィテウマ属に、タマシャジンという変わった花の形のキキョウ科の花があり、私も育てていますが、最初から名前が分かっていても、キキョウ科ということには違和感を感じましたが、シデシャジン(四手沙参)もそれと同じくらいキキョウ科とは思えませんでした。
日光植物園で、花名と学名を見た時には、海外の花かと思いましたが、北海道、本州、四国、九州に分布しているということです。
まだ、どこでも出会ったことがない花ですが、いつか出会うことが出来ればうれしいと思っています。。
高山植物は意外と出会う機会が多いのですが、山地に自生する花は、道路から入らないので出会うことが少なく、絶滅危惧種になっているものが多いようですが、調べたらシデシャジン(四手沙参)も絶滅危惧種になっていました。
上のシデシャジン(四手沙参)は、2004年8月22日に日光植物園で写した花です。
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シデシャジン(四手沙参)の特徴
和名 | シデシャジン(四手沙参) |
学名 | Asyneuma japonicum |
科名・属名 | キキョウ科 シデシャジン属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 6~8月 |
特徴 | 山地に生える多年草で茎は高さ0.5~1mになります。 葉は互生し、上部の葉は小形で無柄、下部の葉は短い柄があり、卵形または長楕円形で長さ5~12cm、先はとがり、ふちに不ぞろいの鋸歯があります。 花は茎頂と上部の葉腋からのびた総状花序につきます。 花柄は短く1~3㎜、花冠は青紫色で基部から5深裂し、裂片は線形で長さ約1cm、平開してそり返り、離弁状に見えます。 花柱は花冠裂片とほぼ同長だが花冠裂片が反り返るので長くつきでる。萼筒は短く、萼裂片は線形で全縁。 和名は花冠が細く裂けるのを神前につける神の四手にたとえたもの。 |