チシマアザミ(千島薊)は、礼文島に行った折に写したものです。
高さ1~2mになる大型の多年草ということですが、まだ蕾だったために、普通に立ってこのくらいの目線になりますので、咲いた時はかなり大きくなりそうです。
アザミの仲間は10数種類写しましたが、北海道に自生するアザミを写したのは、チシマアザミ(千島薊)だけです。
アザミについてあまり詳しく調べていないので、ほかに北海道に自生するアザミがあるかどうかわかりませんが、本州で見るアザミよりは背丈が高くなりそうです。
花の咲いた状態を写せなかったことが残念です。
上のチシマアザミ(千島薊)は、2006年7月4日に礼文島で写した花です。
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チシマアザミ(千島薊)の特徴
チシマアザミ(千島薊) 2006年7月4日 撮影 礼文島
和名 | チシマアザミ(千島薊) |
別名 | エゾアザミ |
学名 | Cirsium kamtschaticum |
科名・属名 | キク科 アザミ属 |
分布 | 北海道 |
花期 | 7~9月 |
特徴 | 低地~亜高山帯の草地、明るい林内などに生え、高さ1~2mになる大型の多年草。 根生葉は花時にはなくなります。 葉はほぼ全縁から羽状に中裂するものまで変化が多いということですが、写真の葉は開き切っていませんが、想像ができるような姿でした。 頭花は下を向いてつきます。 総苞は球状鐘形でクモ毛があります。 |
ブログ内のアザミの仲間
- ノアザミ(野薊):本州、四国、九州
- ノハラアザミ(野原薊):本州(中部地方以北)
- ナンブアザミ(南部薊):本州(中部地方以北)
- タイアザミ(トネアザミ):本州(関東地方、中部地方南部)
- イガアザミ(毬薊):関東地方の海岸近く
- アズマヤマアザミ(東山薊):本州(関東地方、中部地方)
- オゼヌマアザミ(尾瀬沼薊):尾瀬、玉原湿原、田代湿原
- ヤツタカネアザミ(八高嶺薊):八ヶ岳周辺(山地~高山帯の草原)
- ジョウシュウオニアザミ(上州鬼薊):群馬県、福島、新潟、長野の県境の山地
- オニアザミ(鬼薊):本州の日本海側産地(秋田県~石川県)
- ナンブタカネアザミ(南部高嶺薊):本州(栗駒山、月山、朝日岳、飯豊山、吾妻山、秋田県須川温泉)
- ウゴアザミ(羽後薊):本州(八幡平、秋田駒ケ岳、鳥海山、月山、朝日岳など、東北地方)
- ダイニチアザミ(大日薊):本州(頸城山地、天狗原山、白馬山系)
- モリアザミ(森薊):本州、四国、九州
- チシマアザミ(千島薊):北海道