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ユウガギク(柚香菊)とカントウヨメナ(関東嫁菜)の比較

ユウガギク

ユウガギク(柚香菊)とカントウヨメナ(関東嫁菜)は、キク科・ヨメナ属に分類されていましたが、APG分類Ⅲではシオン属に分類されるようになったようです。

ユウガギク(柚香菊)は、山野の草地、道ばたなどに普通に生える高さ0.4~1.5mの多年草で、本州(近畿地方以北)に分布しています。

カントウヨメナ(関東嫁菜)は、田の畦や川べりなどに生える高さ0.5~1mの多年草で、本州(関東地方以北)に生えます。関東地方に住んでいる私のところではどちらも生えていることから、生えている場所でまず見当をつけますが、どちらも草刈りでかられたものなどが多く、かなり苦労します。

鋸歯の状態や、カントウヨメナに比べて、ユウガギクの方が葉が薄く少しざらつき感があるなど、感覚的なものになりそうですし、私がそうではないかと写したものは、ユウガギクの舌状花は細く、白いものもあり、花色が薄い感じがしました。

また、カントウヨメナの方が中心の黄色い頭花が大きいと感じました。

上のユウガギク(柚香菊)は、2006年10月13日に三毳山東口登山道で撮影した花です。

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ユウガギク(柚香菊)の特徴

ユウガギク

ユウガギク(柚香菊) 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺

ユウガギク

ユウガギク(柚香菊)葉 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺

         
和名ユウガギク(柚香菊)
学名Aster iinuma, Kalimeris pinnatifida
科名・属名キク科 シオン属
分布本州(近畿地方以北)
花期7~10月
特徴

山野の草地、道ばたなどに普通に生える高さ0.4~1.5mの多年草。

地下茎をのばして殖え、茎はよく分枝します。

葉は薄く、下部や中部の葉は長さ7~8cm、幅3~4cmの卵状長楕円形、または長楕円形。ふちは浅く裂けるものや羽状に中裂するものもあります。

頭花は直径約2.5cmで僅かに青紫色を帯びます。

そう果は長さ約2.5㎜の扁平な倒卵形で冠毛はごく短く、長さ約0.25㎜。

ユズ(柚)の香りがする菊の意味といわれるが、実際にはあまり感じられません。

ユウガギク

ユウガギク(柚香菊) 2006年9月29日 撮影 仙人ヶ岳

ユウガギク

ユウガギク(柚香菊) 2004年9月18日 撮影 花之江の郷

ユウガギク

ユウガギク(柚香菊)葉 2004年9月18日 撮影 花之江の郷

ユウガギク

ユウガギク(柚香菊) 2005年9月2日 撮影 三国山

ユウガギク(柚香菊) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳

カントウヨメナ(関東嫁菜)の特徴

カントウヨメナ

カントウヨメナ(関東嫁菜) 2006年10月30日 撮影 根本山

カントウヨメナ

カントウヨメナ(関東嫁菜) 2004年11月11日 撮影 根本山

         
和名カントウヨメナ(関東嫁菜)
学名Aster yomena, Kalimeris pseudoyomena
科名・属名キク科 シオン属
分布本州(関東地方以北)
花期7~10月
特徴

田の畦や川べりなどに生える高さ0.5~1mの多年草。地下茎をのばして殖えます。

葉は披針形~卵状長楕円形でふちに粗い鋸歯があり、ユウガギクより厚く、ヨメナよりは薄い。

頭花は淡青紫色で直径3cm。そう果の冠毛はごく短い。

カントウヨメナ

カントウヨメナ(関東嫁菜) 2003年10月11日 撮影 那須

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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