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広告 夏の花・山野草の育て方

レンゲショウマ(蓮華升麻)の育て方

レンゲショウマ

レンゲショウマ(蓮華升麻)は、本州(福島県~奈良県)の山地の落葉樹林帯に生える多年草で、日当たりのよくない傾斜地などに生えています。

わが家は最初は鉢植えを購入して、その後種からも育てていますが、直射日光をさけて、水はけよく水持ち良く涼しく栽培出来ればそれほど栽培が難しい植物ではないようです。

ユキノシタ科のキレンゲショウマとともに夏の庭を彩ってくれる花になっています。

上のレンゲショウマ(蓮華升麻)は、自宅で2019年7月26日に撮影した花です。

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レンゲショウマ(蓮華升麻)の特徴と育て方

レンゲショウマ

レンゲショウマ(蓮華升麻) 2013年7月30日 撮影 栽培品

           
和名キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)
学名Anemonopsis macrophylla
科名・属名キンポウゲ科 レンゲショウマ属
分布本州(福島県~奈良県)、日本特産。
花期8~9月
特徴

山地の落葉樹林帯に生える多年草。

高さ40~100cmで茎の上部に総状から円錐状の花序を形成し、数個の大型の花を下向きにつけます。

根生葉や下部の葉は2~4回3出複葉。小葉は卵形で長さ4~10cm、ときに浅裂し、先は尖り、粗い鋸歯があります。

育て方

鉢植えは底にゴロ石を入れて、元肥にマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れて、桐生砂とと硬質鹿沼土などの混合用土で深植えせず、芽の上約3cm程度を覆うように植えつけます。

肥料に弱いので、固形の肥料を4月と9月中旬に1回ずつ少なめに与えます。

真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。夏は乾きやすい時は朝もやります。

1年を通して直射日光を避けた半日陰の場所で育て、冬は凍らない程度の場所に置きます。

増殖は株分けと実生。実生は採り播きで4~5年で開花株に成長しますが、暖地では種ができないことが多いです。

わが家はキレンゲショウマの近くのロウバイの落葉樹の下に庭植にしているので、葉が芽生えて大きくなることにはかなり日陰になりますが、朝日が少し入るので、寒冷紗をかけたところ葉が傷まなくなりました。

植え付けは大きく植穴を掘り、底に土瓦の砕いたものを入れその上に軽石や砂利などを混ぜた用土で水はけよく涼しくなるように植えこんでいます。

レンゲショウマもキレンゲショウマと同じように株は丈夫ですが、暑さと乾燥と過湿には弱いので、それさえ気を付ければ、関東地方の住宅地でもきれいに花を咲かせることが出来ます。

わが家は最初は鉢植えを購入して、その後種から育てましたが、発芽率も良く、夏を涼しくできれば発芽苗が枯れるということもありませんでした。

現在は、購入株も種から株も元気に育っています。

上三依水生植物園のレンゲショウマ(蓮華升麻)

レンゲショウマ

レンゲショウマ(蓮華升麻) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園

レンゲショウマ

レンゲショウマ(蓮華升麻) 2004年8月22日 撮影 日光植物園


レンゲショウマ(蓮華升麻)まとめ

レンゲショウマ

レンゲショウマ(蓮華升麻)鉢花購入品 2005年8月24日 撮影 栽培品

かなり長いこと山野草を育てているので、毎年カタログを見ながらほしいもののリストを考えていましたが、レンゲショウマとても気になりながら後回しにしていた花の一つです。

花を見たのも我が家で咲いた花が初めてだったような気がします。

その後、植物園などでは何度も見ましたが、野生の花は日光のいろは坂の途中で見たのが初めてで、ひっそりと一株に一花咲いていました。

それまで、日光に咲いているとは思ってもいませんでしたが、群生は別としてかなり多くの種類の花が日光でも見られることを知りました。

日光はかなり観光化されたために、山野草の群生を観光地で見ることは少なくなっていますが、こんな感じで見られたことは嬉しいことでした。

日光植物園にはかなりたくさんのレンゲショウマがあるのですが、同じものとは見えないように可憐に咲いていてとてもいとおしく見てきました。

わが家のレンゲショウマもかなり大株になって、ひっそりと咲くというよりは華やかさが勝る様な咲き方をしています。

あまり暑さが厳しいと葉が枯れこんできますので、寒冷紗をしましたらきれいに咲くようになりました。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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