アサザ(浅沙)は、ミツガシワ科・アサザ属で本州、四国、九州の山地の池や沼などに生える多年生の水草です。
野草園で写したものですが、黄色の花が夢魔一面に咲いて見事でした。
浮葉植物であることから、波浪が高い湖沼には通常、生息することが少なく、池や水路の護岸工事や水質汚濁などにより、各地で個体群が消滅、縮小しているようです。
しかし、アサザ個体群の保全や復元により見ることのできるところが増えているようです。
上のアサザ(浅沙)は、2004年9月18日に花之江の郷で、撮影したものです。
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アサザ(浅沙)の特徴
アサザ(浅沙) 2004年9月18日 撮影 花之江の郷
和名 | アサザ(浅沙) |
学名 | Nymphoides peltatum |
科名・属名 | ミツガシワ科 アサザ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 6~8月 |
特徴 | 池や沼などに生える多年生の水草。 地下茎は水底の泥の中を長く這い、太く長い茎を出します。 葉には長い葉柄があって水面に浮かび、直径5~10cmの卵形または円形。基部は深い心形で、やや楯形に葉柄につきます。 葉腋から花柄を数本だし、黄色の花を水面にひらく。花冠は直径3~4cmで5深裂し、裂片の先端はへこみ、ふちは糸状に細かく裂けます。 果実は朔果で狭卵形。種子は扁平でふちに柱状突起があります。 |