コブシ(辛夷)は、モクレン科・モクレン属で、日本各地の山地の林内に生え、公園や庭などに植栽する落葉高木です。
日本の固有種で、岐阜県、愛知県、三重県のごく限られた地域の低地・低湿地にシデコブシがあり、その園芸品種は比較的樹高が低く収まり、庭木として利用されています。
上のコブシ(辛夷)は、2006年4月19日に尚仁沢遊歩道で撮影したものです。
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コブシ(辛夷)の特徴
和名 | コブシ(辛夷) |
別名 | ヤマアララギ、コブシハジカミ |
学名 | Magnolia kobus |
科名・属名 | モクレン科 モクレン属 |
分布 | 日本各地、朝鮮半島南部の温帯から暖帯に分布 |
花期 | 春 |
特徴 | 山地の林内に生え、庭などに植栽する落葉高木。 樹皮は灰色、小枝は緑色で折ると香気があります。 花茎9cm位。萼片は広線形。 高さは大きくなると20mにも達します。3月中旬頃に葉が出てくる前に6枚の花びらをもった大きくて白い花をたくさん咲かせます。 日本の固有種で、岐阜県、愛知県、三重県のごく限られた地域の低地・低湿地にシデコブシがあり、その園芸品種は比較的樹高が低く収まり、庭木として利用されています。 3月頃、香りの良い白い花を枝いっぱいに咲かせます。花は葉がでる前に咲き、遠目で見ると木全体が白一色の花に覆われて見えます。 高木になるので、庭木としてはそれなりのスペースが必要ですが、公園などではよく見られます。 置きくなりますが、自然形で育てることが多いのですが、ふところ枝やまっすぐ上に伸びる立ち枝など樹形を乱す枝が出てきますので適宜切り落として整枝します。 日のよく当たる場所に自生する陽樹ですので、できるだけ日当たりに植えます。耐寒性がありますので、防寒は特に必要ありません。 根があらく植え替えに向かないので、腐葉土などを混ぜて、植え替えをしないで良い場所を選んで植えます。 |