ミヤマイボタ(深山水蝋)は、モクセイ科・イボタノキ属で、北海道、本州、四国、九州、サハリンの山地に自生し、標高の高い所に生えたものは樹高が低く盆栽状の樹形になり、短枝がよく発達します。
仲間のイボタノキはよく似ていますが、葉先が尖っているものがミヤマイボタ、葉先が丸いのがイボタノキです。
オウバイ(黄梅)は、モクセイ科・ソケイ属で中国の観賞用に庭や鉢に栽植される落葉小低木です。茎はよく分枝し四角形でややつる状となって垂れ下がるので、その特性を利用して庭木や鉢植えで育てることが多く、剪定で自由な形に育てられることと花が美しいことから栽培されています。
私も栽培したことがありますがともに丈夫で初心者向きの花木です。
上のミヤマイボタ(深山水蝋)は、2003年6月1日に散歩道で撮影したものです。
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ミヤマイボタ(深山水蝋)の特徴
ミヤマイボタ(深山水蝋) 2003年7月18日 撮影 赤城山
和名 | ミヤマイボタ(深山水蝋) |
別名 | オクイボタ |
学名 | Ligustrum tschonoskii |
科名・属名 | モクセイ科 イボタノキ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、サハリン |
花期 | 6月~7月 |
特徴 | 高さ1~3mの落葉低木。 葉は対生、葉身は長さ2~5cm、幅1~2cmの卵状長楕円形で全縁。先は尖り基部は楔形。質は薄く、光沢はない。葉柄は長さ2~5㎜。 表面は無毛で,裏面は全体に毛があるものから主脈(しゅみゃく)上にのみあるものまで変化が多い。 新枝の先に狭い円錐花序を出し、白色の花をつける。花冠は長さ6~7㎜。雄蘂は2個、花冠からつきでます。 山地に自生し、標高の高い所に生えたものは樹高が低く盆栽状の樹形になり、短枝がよく発達します。 公園などに植えられることが多いようです。よく似ているものにイボタノキがありますが、葉先が尖っているものがミヤマイボタ、葉先が丸いのがイボタノキです。 |
オウバイ(黄梅)の特徴
オウバイ(黄梅) 2003年5月3日 撮影 花之江の郷
和名 | オウバイ(黄梅) |
学名 | Jasminum nudiflorum |
科名・属名 | モクセイ科 ソケイ属 |
分布 | 中国 |
花期 | 2~4月 |
特徴 | 観賞用に庭や鉢に栽植される落葉小低木。 中国原産で日本へは寛文年間以前に渡来していました。 茎はよく分枝し四角形でややつる状となって垂れ下がります。 長さ60~80cmになり、地に着けば節から根を出します。えだを折るとショウガの香りがします。 葉は対生で3小葉。 花は早春、葉より早く香りがない。 和名は黄色で梅の花に似ているところからつけられました。 |