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広告 自然の中の花科名―マ行

モウセンゴケ(毛氈苔)

モウセンゴケ

モウセンゴケ(毛氈苔)は、モウセンゴケ科・モウセンゴケ属で、北海道、本州、四国、九州の山地~亜高山にかけての日当たりの良い湿地に生える多年草です。

葉はロゼット状で根生し、長さ2~8㎝の柄があり、倒卵状円形で長さ5~10㎜、多数の紅紫色の長い腺毛が生え、その先から粘液を出して昆虫を捕らえる食虫植物ですが、白い小さな花はとても可憐です。

上のモウセンゴケ(毛氈苔)は、2006年8月4日に月山で撮影したものです。

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モウセンゴケ(毛氈苔)の特徴と育て方

モウセンゴケ

モウセンゴケ(毛氈苔) 2008年7月5日 撮影 栂池自然園

モウセンゴケ

モウセンゴケ(毛氈苔) 2003年7月5日 撮影 田代山

         
和名モウセンゴケ(毛氈苔)
学名Drosera rotundifolia
科名・属名モウセンゴケ科 モウセンゴケ属
分布北海道、本州、四国、九州
花期7~8月
特徴と育て方

山地~亜高山にかけての日当たりの良い湿地に生える多年草。

花茎は高さ10~20cm、先がワラビのように巻いた総状花序をつける。花は花序の下部から咲き進み、花弁は5個。

葉はロゼット状で根生し、長さ2~8㎝の柄があり、倒卵状円形で長さ5~10㎜、多数の紅紫色の長い腺毛が生え、その先から粘液を出して昆虫を捕らえます。

湿地に自生する植物で、水のある環境が必要なので、鉢の下に受け皿を置いて、水をため、底から水を吸わせるようにします。水はときどき取り替えます。 また、冬は葉っぱが枯れて休眠しますが、根はしっかりと生きているので乾かさないようにちゃんと水を与えます。

ミズゴケ植えが普通ですが、水ゴケが腐りやすいため、1~2年に1回新しい水ゴケで植え替えます。植え替えは休眠している冬の間い行います。

ずっと育てたいと思っている花ですが、機会がないままに育てたことがありません。

条件さえよければ育つのではないかと思いながら、めぐり逢いのない花には手を出さないのが、私の山野草との付き合い方のような気がします。

明るい日陰で育てますが、冬は寒風や凍結、霜を避けたベランダなどに置きます。

モウセンゴケ

モウセンゴケ(毛氈苔) 2005年8月5日 撮影 八方尾根

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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