タヌキマメ(狸豆)は、マメ科・タヌキマメ属で本州、四国、九州の日当たりのよいやや湿ったところに生える、高さ20~60cmの1年草です。花はきれいな青紫ですが、狸に似た形がユーモアです。
トキリマメ(吐切豆)はマメ科・タンキリマメ属で、本州(関東地方以西)、四国、九州の山野に生えるつる性の多年草で、仲間のタンキリマメによく似ていますが、タンキリマメの方が毛深いようです。
上のタヌキマメ(狸豆)は、2004年9月18日に花之江の郷で撮影したものです。
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タヌキマメ(狸豆)の特徴
和名 | タヌキマメ(狸豆) |
学名 | Crotalaria sessiliflora |
科名・属名 | マメ科 タヌキマメ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 7~9月 |
特徴 | 日当たりのよいやや湿ったところに生える、高さ20~60cmの1年草。茎や葉などに褐色の長い毛が多い。 葉は長さ2.5~10cm、幅4~8㎜の広線形。 花は枝先に総状につき青紫色で長さ約1cm。萼は大きく、褐色の毛が密生してよく目立ち、深く2裂し、さらに上裂片は2裂、下裂片は3裂します。 花のあと萼は大きくなり、豆果をすっぽり包む。豆果は長さ1~1.5cmの長楕円形。 毛の多い萼を狸に見立てたという説の他、正面から見た花の姿や萼に包まれた豆果の様子からつけられたともいいます。 |
トキリマメ(吐切豆)の特徴
トキリマメ(吐切豆) 2005年10月25日 撮影 益子西明寺
和名 | トキリマメ(吐切豆) |
別名 | オオバタンキリマメ |
学名 | Rhynchosia acuminatifolia |
科名・属名 | マメ科 タンキリマメ属 |
分布 | 本州(関東地方以西)、四国、九州 |
花期 | 7~9月 |
特徴 | 山野に生えるつる性の多年草。 タンキリマメによく似ているが、小葉がやや大きくて薄く、先が急に細くなって尖ります。 またタンキリマメは中央より上がもっとも広いのに対して、トキリマメは付け根のほうが広い。 茎や葉の毛はタンキリマメより少ない。 萼片は全て萼筒より短いのも区別点のひとつ。 |