コケイラン(小蕙蘭)は、ラン科・コケイラン属で、全国の山地のやや湿った林内に生える多年草です。エビネを細身にしたようなランで、里山の雑木林から亜高山帯に近いブナ林まで、幅広く自生しているということですが、私は礼文島で見ただけです。
別名のササエビネにふさわしく、エビネを小型にしたような可憐な花でした。
上のコケイラン(小蕙蘭)は、2006年7月3日に礼文島で撮影したものです。
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コケイラン(小蕙蘭)の特徴
コケイラン(小蕙蘭) 2006年7月3日 撮影 礼文島
コケイラン(小蕙蘭) 2006年7月3日 撮影 礼文島
和名 | コケイラン(小蕙蘭) |
別名 | ササエビネ |
学名 | Oreorchis patens |
科名・属名 | ラン科 コケイラン属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 5月~6月 |
特徴 | 山地のやや湿った林内に生える多年草。 偽球茎は卵形。 葉は普通2個、披針形で長さ約25㎝。エビネより細身で、1~2枚が地面に敷いたように出ます。 花茎は高さ30~40㎝、多数の花を総状につける。萼片と側花弁は黄褐色披針形で長さ約1㎝、唇弁は同長、白色で紅紫色斑点があります。 和名は中国の蕙蘭に似て小型であることによります。 |