エゾオオサクラソウ(蝦夷大桜草) 2008年6月22日撮影
エゾオオサクラソウは、何度か種を播き、ある程度まで大きくなりながら花を見ることがないままに夏の暑さに耐えられず枯れてしまったことのある花です。
そんなことから大きな葉は何度か見ることが出来ましたが、花は写真以外には見たことがありませんでした。
サクラソウの仲間が大好きな私が、思いがけず釧路湿原の山の中を散策していて出会ったのが写真の花で、数日で終わるのではないかと思えるような花でした。
出会った花はこの株だけで他には見当たりませんでしたが、一目でわかりました。
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エゾオオサクラソウ(蝦夷大桜草)
和名 | エゾオオサクラソウ(蝦夷大桜草) |
学名 | Primula jesoana var. pubescens |
科名・属名 | サクラソウ科 サクラソウ属 |
分布 | 北海道 |
花期 | 6~7月 |
特徴 | エゾオオサクラソウはオオサクラソウの変種で花茎や葉柄に長軟毛があり、北海道に自生する多年草。 基本種のオオサクラソウは北海道、本州の中部地方以北の亜高山帯の林のふちや渓流沿いの湿り気のある所に自生する。 北海道ではオオサクラソウ、エゾオオサクラソウとも、落葉樹林や針葉樹林のふちなど多様な場所で見られるが、エゾオオサクラソウは北海道西南部あたりを境にそれより東に分布する。 葉は15~25センチの長い柄があり、円形で直系5~12センチ。 掌状ににやや深く7~9裂する。 花茎は高さ15~40㎝になり、4~8個の花を1~2段輪状につける。 花冠は紅紫いろで花喉部は黄色、花茎は1.5~2㎝。 |
憧れの花 エゾオオサクラソウ(蝦夷大桜草)に釧路湿原で出会う
サクラソウが好きな私はエゾオオサクラソウの種を何度か播き、芽生えてある程度までは成長させることができましたが、一度も花を咲かせることができなかった経緯を持っています。
その花に釧路湿原を歩いている時に出会ったのです。
それまでに何度も写真を見ていたので、遠目にもエゾオオサクラソウであることが分かりました。
一度見たいと思っていた花に偶然出会うことができたのですから、心が躍りすぐにシャッターを切りました。
ほんの少しの時間散策して出会えたことは幸運としか言いようがありません。
花は終わりに近く少し傷んでいましたが、咲いている花を写すことができた幸せを感じています。