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クロバナヒキオコシ(黒花引起こし)とカメバヒキオコシ(亀葉引起こし)の特徴

クロバナヒキオコシ

クロバナヒキオコシ(黒花引起こし)とカメバヒキオコシ(亀葉引起こし)は、シソ科・ヤマハッカ属の山地に生える多年草ですが、クロバナヒキオコシはその名のごとく花冠は暗紫色で長さ5~6㎜小さな花が咲きます。

カメバヒキオコシは葉の形が卵円形で先端が3裂し、中央の裂片は尾状に長くのびる形から名前が付いたように葉を見れば区別ができます。

見分けるのが難しいしそ科の植物の中で比較的見分けることが可能なのが、クロバナヒキオコシとカメバヒキオコシかもしれません。

しそ科の植物は見分けるのが難しく、図鑑と睨めっこをすることが多い植物です。

ヤマハッカ属はセキヤノアキチョウジタカクマヒキオコシヤマハッカなどもあり、他のページに載せています。

上のクロバナヒキオコシ(黒花引起こし)は2005年9月2日に三国山で撮影したものです。

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クロバナヒキオコシ(黒花引起こし)の特徴

クロバナヒキオコシ

クロバナヒキオコシ(黒花引起こし) 2005年9月2日 撮影 三国山

         
和名クロバナヒキオコシ(黒花引起こし)
学名Isodon trichocarpus, Plectranthus trichocarpus, Rabdosia trichocarpa
科名・属名シソ科 ヤマハッカ属
分布北海道、本州(日本海側)
花期8~9月
特徴

山地に生える多年草。

茎葉は四角形で稜上に毛があり、高さ0.5~1.5m。葉は対生し、柄があり、広卵形で長さ6~15㎝。

花はまばらな集散花序につく。花冠は暗紫色で長さ5~6㎜。

カメバヒキオコシ(亀葉引起こし)の特徴

カメバヒキオコシ

カメバヒキオコシ(亀葉引起こし) 2003年9月14日 撮影 日光植物園


         
和名カメバヒキオコシ(亀葉引起こし)
学名Isodon umbrosus var. leucanthus form. kameba, Plectranthus kameba, Rabdosia shikokiana var. lecantha forma kameba
科名・属名シソ科 ヤマハッカ属
分布本州(東北地方南部~中部地方)
花期9~10月
特徴

高さ60~90cm。山地の木陰に生える多年草。

葉は対生し柄があり、長さ5~10cm、幅4~9cmの卵円形で鋭い鋸歯がある。先端は3裂し、中央の裂片は尾状に長くのびます。和名の亀葉の由来です。

枝先の花穂に青紫色の唇弁花を多数つけます。花冠は長さ9~11mm。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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