ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)は、本州(関東地方以西)、四国、九州の太平洋側の山地林内に生え、太くて長い根を持つスミレサイシンの葉を細くしたようなスミレです。
そのスミレサイシンの白花品が、シロバナスミレサイシン(白花菫細辛)です。スミレサイシンの葉は先がつまんだように尖っています。
上のナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)は、2003年4月19日に高尾山で撮影した花です。
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ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)の特徴
ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛) 2003年4月19日 撮影 高尾山
和名 | ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛) |
学名 | Viola bisseti |
科名・属名 | スミレ科 スミレ属 |
分布 | 本州(関東地方以西)、四国、九州 |
花期 | 4~5月 |
特徴 | 太平洋側の山地林内に生えます。根茎はやや細い。 葉は三角状長卵形で長さ3~8cm。 花は淡紫色~白色で、直径約2cm。 距は太く短い。 和名は葉の形からつけられています。 |
シロバナスミレサイシン(白花菫細辛)の特徴
シロバナスミレサイシン(白花菫細辛) 2004年4月17日 撮影 仙人ヶ岳
和名 | シロバナスミレサイシン(白花菫細辛) |
学名 | Viola vaginata f. albiflora |
科名・属名 | スミレ科 スミレ属 |
分布 | 北海道、本州、四国 |
花期 | 4月上旬~5月 |
特徴 | 草丈は5~15cm。 葉は先がつまんだように尖った心形で長さ5~8cm。両面とも緑色で無毛。 花は直径2~2.5cm。スミレサイシンの白花品。 日本海側の多雪地帯に生える代表的なスミレ。 北日本では太平洋側にも分布します。 |