オオチドメ(大血止)は、セリ科・チドメグサ属で、全国の山野にごく普通に生える多年草です。
チドメグサの葉が、直径1~1.5cmであるのに比べ、直径2~2.5㎝の腎円形で、切れ込みは浅く、基部は深い心形。ふちには鈍い鋸歯があります。
球状の花序は葉腋からのびた1個の長い柄に付き、葉より高くなります。緑白色の花は小さく1花序に20数個が集まって付きます。花弁5個は平開し、雄蕊は5個雌蕊は1個。
チドメグサ属にはオオチドメの他、チドメグサ、ヒメチドメ、ノチドメ、オオバチドメがあります。
上のオオチドメ(大血止)は、2005年8月4日に三国山で撮影した花です。
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オオチドメ(大血止)の特徴
オオチドメ(大血止) 2005年8月4日 撮影 三国山
オオチドメ(大血止)果実 2005年8月4日 撮影 三国山
和名 | オオチドメ(大血止) |
別名 | ヤマチドメ |
学名 | Hydrocotyle ramiflora |
科名・属名 | セリ科 チドメグサ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 6~10月 |
特徴 | 山野にごく普通に生える多年草。 茎は細く、地を這い、、節から枝を出します。 茎の先や枝は斜上し、葉腋に花序をつけます。 葉は直径2~2.5㎝の腎円形で、切れ込みは浅く、基部は深い心形。ふちには鈍い鋸歯があります。 葉腋から葉よりも長い花柄を出し、先端に淡緑白色の小さな花を10数個つけます。 果実は直径約1.5㎜のやや扁平な球形で、2個の分果がくっついたものです。 |