ラショウモンカズラ(羅生門蔓)は、シソ科・ラショウモンカズラ属の山地のやや明るい林内に生える多年草で、しそ科の野草の中では大きな花が咲くので、好まれて栽培されます。
蔓がのひるので、深鉢で栽培することが良く、地植えだと蔓が伸びてかなり殖え広がります。
日光が強すぎたり、夏の高温多湿には気を付けた方が良いかもしれません。
上のラショウモンカズラ(羅生門蔓)は2003年5月3日に花之江の郷で撮影したものです。
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ラショウモンカズラ(羅生門蔓)の特徴と育て方
ラショウモンカズラ(羅生門蔓) 2006年5月22日 撮影 尚仁沢遊歩道
ラショウモンカズラ(羅生門蔓) 2006年5月22日 撮影 尚仁沢遊歩道
和名 | ラショウモンカズラ(羅生門蔓) |
学名 | Meehania urticifolia |
科名・属名 | シソ科 ラショウモンカズラ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 4~5月 |
特徴と育て方 | 山地のやや明るい林内に生える多年草。 花茎は直立し、高さ20~30cmになり、長毛がまばらにあり、花後、長い走出枝がのびます。 葉は対生し、長さ2~3cmの葉柄を持ち、心臓状卵円形で長さ2~5cm、鈍鋸歯があります。 花冠は紫色で長さ4~5cm、下唇の中央裂片は大きく、下方にそり返り、濃紫色の斑点があり、先端に開出する長毛がある。萼は筒状で15脈あり、開出毛が生えます。 名の由来は、太く長い花の形が羅生門で渡辺綱が切り落とした鬼女の腕に似ているためと言う。 花の姿を渡辺綱が羅生門で切り落とした鬼の腕に見立ててこの名前があります。 ランナー蔓のような細い茎が地を這うように伸びて、きれいな花を咲かせるので、栽培品が山野草として出回ります。 日当たり~明るい日陰でよく育ち、鉢植えの他、露地植えでも栽培できます。 鉢植えには、赤玉土を主に、桐生砂、軽石、腐葉土を混ぜた用土に、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れて、深鉢に植えます。 水は乾いたらたっぷりやり、あまり多湿にしないようにします。 私は随分前に地植えにしたところ、広い場所に殖え広がったことがあります。 株分けと挿し芽で殖やすことが出来ます。 |