セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)とタカクマヒキオコシ(高隈引起こし)は、シソ科・ヤマハッカ属の山地の木陰に生える多年草ですが、セキヤノアキチョウジは関東地方と中部地方に分布し、セキヤノアキチョウジは関東地方以西の太平洋側と四国、九州に分布します。
セキヤノアキチョウジは関東地方では見ることの多い植物ですが、タカクマヒキオコシは、日光植物園で見ただけで、分布は見ることが出来ませんでした。
セキヤノアキチョウジの細長い花柄の先にやや総状に青紫色細長いの唇形花を付ける様子は何度も見ているうちにわかるようになりましたが、それに比べてタカクマヒキオコシは花柄が短く、葉の鋸歯が鋭いようです。タカクマヒキオコシはヤマハッカにより似ているかもしれません。
しそ科の植物は見分けるのが難しく、図鑑と睨めっこをすることが多い植物です。
ヤマハッカ属はカメバヒキオコシ、クロバナヒキオコシ、ヤマハッカなどもあり、他のページに載せています。
上のセキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)は2005年10月12日に名草巨石群近辺で撮影したものです。
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セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)の特徴
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字) 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字) 2003年9月27日 撮影 鹿沼の山間
和名 | セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字) |
学名 | Isodon effusus, Plectranthus longitubus var. effusus, Rabdosia effusa |
科名・属名 | シソ科 ヤマハッカ属 |
分布 | 本州(関東地方、中部地方) |
花期 | 9~10月 |
特徴 | 高さ30~90cm。山地の木陰に生える多年草。 葉は対生し、短い柄があり、長さ5~15cmの長楕円形で低い鋸歯があり、裏面には細かい毛があります。 枝先や葉腋から花枝をだし、細長い花柄の先にやや総状に青紫色の唇形花を多数つけます。 |
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字) 2004年9月18日 撮影 花之江の郷
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字) 2004年9月18日 撮影 花之江の郷
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字) 2003年9月14日 撮影 日光植物園
タカクマヒキオコシ(高隈引起こし)の特徴
タカクマヒキオコシ(高隈引起こし) 2003年9月14日 撮影 日光植物園
和名 | タカクマヒキオコシ(高隈引起こし) |
学名 | Isodon shikokianus var. intermedius, Rabdosia shikokiana var. intermedia, Plectranthus shikokianus var. intermedius |
科名・属名 | シソ科 ヤマハッカ属 |
分布 | 本州(関東地方、中部地方) |
花期 | 9~10月 |
特徴 | 高さ40~80cm。山地の木陰に生える多年草。 茎には下向きの毛があります。 葉は広披針形~長卵形で長さ5~13cm、幅1.5~4cm、先は尖り、鋸歯があります。 花冠は長さ8~11㎜。 |