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広告 自然の中の花科名ーサ行

ツクバネソウ(衝羽根草)とクルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)の比較

ツクバネソウ

ツクバネソウ(衝羽根草)は、シュロソウ科・ツクバネソウ属で、本州(東北地方、関東地方北部、中部地方の日本海側)の亜高山帯~高山帯の湿った草地や明るい林床に生える多年草で日本固有種です。

葉の中央から花柄を伸ばし、直径5~10㎝の花を1個だけつけます。写真だけで見ていたキヌガサソウに出会った時は心が躍るようでした。

上のツクバネソウ(衝羽根草)は、2006年5月22日に尚仁沢遊歩道で撮影したものです。

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ツクバネソウ(衝羽根草)の特徴

ツクバネソウ

ツクバネソウ(衝羽根草) 2003年6月6日 撮影 那須沼原近辺

ツクバネソウ

ツクバネソウ(衝羽根草) 2005年9月2日 撮影 三国山

         
和名ツクバネソウ(衝羽根草)
学名Paris tetraphylla
科名・属名シュロソウ科(メランチウム科) ツクバネソウ属(キヌガサソウ属)
分布日本全土
花期5月~6月
特徴

林内に生え、高さ20~40cmで上端に楕円形の葉を4枚輪生します。

輪生した葉の間から、長さ5~10㎝の花柄を直立し、緑色の花をつけます。外花被片は緑色。

花後、球形の液果が出来て熟すと紫黒色になり、宿存した花被片が残ります。

クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)の特徴

クルマバツクバネソウ

クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草) 2006年6月14日 撮影 尾瀬 鳩待峠

クルマバツクバネソウ

クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草) 2006年6月14日 撮影 尾瀬 鳩待峠

         
和名クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)
学名Paris verticillata
科名・属名シュロソウ科(メランチウム科) ツクバネソウ属(キヌガサソウ属)
分布北海道、本州、四国、九州
花期5月~6月
特徴

林内に生え、高さ20~40cm。葉は6~8個輪生し、長楕円形で無柄。

花は頂生して黄緑色の花を上向きにつけます。

外花被片は緑色で4個。披針形で長さ3~4cm。

内花被片4個は糸状、長さは外やや短く下方に湾曲します。

雄しべは8~10個、葯の先から細い葯隔が突き出ます。

子房は黒色。花柱4個。果実は直径約1㎝、黒紫色。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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