ジンヨウキスミレ(腎葉黄菫)とオオバキスミレ(大葉黄菫)は黄色のスミレで、オオバキスミレの仲間のようです。
ジンヨウキスミレ(腎葉黄菫)は大雪山系と札幌附近に限られる種だということですが、大雪山では高山帯の湿った草地の登山道で出会うことが出来ました。
オオバキスミレは、日本海側の山野に生えるようですが、尾瀬の鳩待峠の湿った落葉樹の下で出会うことが出来ました。
関東地方の山野草の保護地帯で出会ったものは、植えられたものかどうかわかりませんし、群馬フラワーパークで写したものは栽培品です。
キスミレは種をいただいて育てたことがあり、高山帯のキバナノコマノツメ、エゾタカネスミレは自生地の写真と特徴を載せています。
上のジンヨウキスミレ(腎葉黄菫)は、2005年7月14日に大雪山系黒岳で撮影した花です。
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ジンヨウキスミレ(腎葉黄菫)の特徴
ジンヨウキスミレ(腎葉黄菫) 2005年7月14日 撮影 大雪山系黒岳
和名 | ジンヨウキスミレ(腎葉黄菫) |
学名 | Viola alliariaefolia |
科名・属名 | スミレ科 スミレ属 |
分布 | 北海道(大雪山、ニセイカウシュッペ山、無意根山)。日本固有 |
花期 | 7月中旬~8月中旬 |
特徴 | 高山帯の湿った草地に生える多年草。高さ8~20cm。 根生葉は0~1個、茎葉 は3個、下の葉は離れ上の葉2個は接近して対生状。葉は腎臓形、大きな丸い鋸歯があります。 花は黄色で1~2個。側弁は下向きで毛があり、花柱の先は無毛。 唇弁は内側に紫褐色の脈が目立ち、基部に短い袋状の距があります。 |
オオバキスミレ(大葉黄菫)の特徴
オオバキスミレ(大葉黄菫) 2005年4月15日 撮影 星野自然村
オオバキスミレ(大葉黄菫) 2006年6月14日 撮影 尾瀬 鳩待峠
和名 | オオバキスミレ(大葉黄菫) |
学名 | Viola brevistipulata |
科名・属名 | スミレ科 スミレ属 |
分布 | 北海道、本州(近畿地方以北) |
花期 | 4~7月 |
特徴 | 日本海側の山野に生える多年草。 茎は高さ15~30cm、上部に3~4個の葉をつける。根生葉は長柄があり、心形で長さ5~8cm。 花は黄色で直径約1.5cm、側弁は有毛。 自生地は日本海側の多雪地帯ということですが、私は雪のあまり降らない星野自然村の落葉樹林の中で写しているものは、オオバキスミレだとしたら、植えられたものかも知れません。 この付近はカタクリ、セツブンソウの保護地域になっています。 |
オオバキスミレ(大葉黄菫) 2006年6月14日 撮影 尾瀬 鳩待峠
オオバキスミレ(大葉黄菫) 2005年4月15日 撮影 星野自然村
オオバキスミレ(大葉黄菫) 2007年4月22日 撮影 群馬フラワーパーク