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広告 早春の花・山野草の育て方

庭に生えたスミレ(菫)という名のスミレ(菫)とシロバナツクシコスミレ(白花筑紫小菫)

スミレ

私たちは普通スミレという名前をスミレ属の総称として使っています。私は○○スミレということはあっても、スミレ属の中に「スミレ」という花が存在することは図鑑を見て初めて知りました。

スミレと言われる花は、とても身近なものであることを知ったのは、植えたこともない花が鉢の中に咲いていたり、庭石の上に咲いていたためです。

そのようなことが分かると、どこにでも見られるスミレが懐かしくとてもで可憐に思えてきます。

スミレはミヤマスミレ類に属していて、様々な品種があります。無茎種で小型なものが多いのもミヤマスミレ類の特徴です

上のスミレ(菫)は、自宅で2003年4月7日に撮影したものです。

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スミレ(菫)の特徴と育て方

スミレ

スミレ(菫) 2007年4月26日 撮影  鉢の中に咲いていた

 
和名スミレ(菫)
学名Viola mandshurica
科名・属名スミレ科 スミレ属 
分布北海道、本州、四国、九州
花期4~5月
特徴

高さは7~11㎝。根は黄赤褐色で太い。

葉は束生し、花期には長さ2~9cmの長楕円披針形で、先は丸く、葉柄には広い翼があります。夏の葉は大きく三角状披針形。

花期の葉は長さ5~9㎝。花のあとは10~15㎝と見違えるほど大きくなり裂片も広くなって普通完全に3裂します。

花は直径2㎝前後で、濃紫色。唇弁の中央部は白地に紫色の筋が入り、側弁の基部には毛があります。

萼弁はの付属体に切れ込みがありません。

距は普通細長いが、変化が多いようです。

育て方

鉢底に礫を敷き、微塵を抜いた山砂に鹿沼土や赤玉土を混ぜた用土に植え込み、株のまわりにマグアンプK 中粒 、大粒を4~5粒ほど元肥として埋め込み、薄い液肥をときどき施します。

水は春と秋は毎朝1回、夏はさらに夕方にやり、冬は用土が乾き過ぎない程度にやり、よく日に当てます。夏は涼しく半日陰が良いようです。

水やりは、生育期は用土の表面が乾いたらたっぷり与え、休眠期(冬季)は、成長が止まるので、控え目に与えます。

病害虫は、アブラムシが発生す場合があるので、市販の薬剤で駆除します。

予防法としては葉水を1日に1回から2回程度行うと効果的です。

尚仁沢遊歩道のスミレ(菫)

スミレ

スミレ(菫) 2006年4月19日 撮影 尚仁沢遊歩道

わが家の庭や鉢植えの中に生えているように、畑や草むら、海岸など日当たりの良い場所に自生して種で殖えることが多いので比較的目につきやすいスミレで、スミレと呼ばれるにふさわしい種なのだろうと思っています。

濃い紫の花がきれいだと思いますが、我が家に生えたものは薄い色だったために、シロバナも含めて淡い色の花が見られます。シロバナは鉢の中に出たために肥料も多かったことから少し丈が伸びたのではないかと思いました。

シロバナツクシコスミレ(白花筑紫小菫)の育て方

シロバナツクシコスミレ(白花筑紫小菫)

シロバナツクシコスミレ(白花筑紫小菫) 2004年3月30日 撮影 栽培品

シロバナツクシコスミレ(白花筑紫小菫)

シロバナツクシコスミレ(白花筑紫小菫) 2004年3月30日 撮影 栽培品

 
和名シロバナツクシコスミレ(白花筑紫小菫)
学名Viola japonica f.aldida
科名・属名スミレ科 スミレ属 
分布北海道、本州、四国、九州
花期3月下旬~5月
特徴

低地の人里周辺に多いスミレのひとつで、日当たりの良い道ばたや土手などで見かけるが、山地の半日陰に生育するものもあります。

花の色や形態に変化の多く、観察者を困らせるスミレです。

スミレに比べてあまり草丈が伸びないことから来た名前のようだが必ずしもスミレより小型とは限らないようです。

草丈は5~10㎝。葉はやや丸みのある長三角形~長卵形で長さ2~6㎝。表面は粉をふいたようなように白く濁った緑色、裏面は紫色を帯びるものと淡緑色のものがあります。

花は直径1・5~2㎝で、淡紫色のものが多い。地域によっては紫紅色や白色のものも見られます。

白色の物は、シロバナツクシコスミレ(白花筑紫小菫) Viola japonica f.aldida と言います。

側弁の毛があるものとないものがあり、東日本では無毛型が多い。葉や花柄の毛も無毛のものから、全体に微毛いる覆われるものまでさあまざまです。

育て方

鉢底に礫を敷き、微塵を抜いた山砂に鹿沼土や赤玉土を混ぜた用土に植え込み、株のまわりにマグアンプKの中、大粒を4~5粒ほど元肥として埋め込み、薄い液肥をときどき施します。

水は春と秋は毎朝1回、夏はさらに夕方にやり、冬は用土が乾き過ぎない程度にやり、よく日に当てます。

水やりは、生育期は用土の表面が乾いたらたっぷり与え、休眠期(冬季)は、成長が止まるので、控え目に与えます。

病害虫は、アブラムシが発生す場合があるので、市販の薬剤で駆除します。

予防法としては葉水を1日に1回から2回程度行うと効果的です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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