ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)とホツツジ(穂躑躅)は、ツツジ科・ホツツジ属で日本固有種の落葉低木です。
ミヤマホツツジは、北海道、本州の中部地方以北、蒜山、大山の亜高山帯 ~高山帯の湿地や茂みに生えます。ホツツジは、北海道南部、本州、四国、九州の山地の林縁や岩場に生える、高さ1~2mになる落葉低木です。
ミヤマホツツジは分布域が狭いようですが、ホツツジはかなり広い場所に分布し高山帯にも生えています。
大きな違いは、花柱の違いで ミヤマホツツジは太く上に曲がりますが、ホツツジは花の外にまっすぐに長くつきでます。
上のミヤマホツツジ(深山穂躑躅)は、2006年8月3日に月山で撮影したものです。
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ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)の特徴
ミヤマホツツジ(深山穂躑躅) 2004年7月18日 撮影 池の平湿原
ミヤマホツツジ(深山穂躑躅) 2003年8月2日 撮影 月山
和名 | ミヤマホツツジ(深山穂躑躅) |
学名 | Tripetaleia bracteata |
科名・属名 | ツツジ科 ホツツジ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北、蒜山、大山)。日本固有 |
花期 | 7~8月 |
特徴 | 亜高山帯 ~高山帯の湿地や茂みに生える落葉低木。 高さ20~100cm。 葉は倒卵形で先は丸い。 花序は白色、長楕円形で、花時に反転する。放射相称花だが、花柱 は太く上に曲がります。 |
ミヤマホツツジ(深山穂躑躅) 2003年8月2日 撮影 月山
ホツツジ(穂躑躅)の特徴
ホツツジ(穂躑躅) 2003年8月23日 撮影 八方尾根
ホツツジ(穂躑躅) 2005年9月2日 撮影 三国山
和名 | ホツツジ(穂躑躅) |
別名 | ヤマボウキ |
学名 | Tripetaleia paniculata |
科名・属名 | ツツジ科 ホツツジ属 |
分布 | 北海道(南部)、本州、四国、九州。日本固有 |
花期 | 8~9月 |
特徴 | 山地の林縁や岩場に生える、高さ1~2mになる落葉低木。 葉は互生し枝先に数個集まってつきます。葉身は長さ2~6cm、幅1~3cmの倒卵状長楕円形。先端は鋭く尖り基部はくさび形でしだいに細くなって葉柄に流れ、縁は全縁で少し波打つ。 花は枝先に長さ5~10cmの円錐花序を直立し、淡紅色を帯びた花を多数つけます。花冠は3裂し、裂片は長さ約1cm、幅3㎜の狭長楕円形で、反り返り、雄蘂は6個、雌蘂は花の外にまっすぐに長くつきでます。 |
ミヤマホツツジ(深山穂躑躅) 2004年8月22日 撮影 日光植物園