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広告 自然の中の花科名ータ行

オンタデ(御蓼)、ウラジロタデ(裏白蓼)、オヤマソバ(御山蕎麦)の比較

オンタデ

オンタデ(御蓼)とウラジロタデ(裏白蓼)はタデ科・オンタデ属で、高山帯の砂礫地や崩壊地に生える高さ30~100cmの大型の多年草で、オンタデはウラジロタデの変種です。

オンタデもウラジロタデも葉は大きく、葉身は幅10~15cm、ですが、オンタデは葉の裏面に毛があるが、緑色で、ウラジロタデは裏面は綿毛が密生して白いことなどから区別ができます。

生育地や全体の姿はオンタデもウラジロタデと同じだが、分布域は異なるようで、北アルプスの立山や針の木岳には両方ともあるが白馬岳にはウラジロタデだけ、槍ガ岳、穂高岳、乗鞍岳、中央アルプスにはオンタデだけということです。

タデ科・オンタデ属のオヤマソバ(御山蕎麦)は、高山帯の砂礫地や岩場に生える高さ10~50cm多年草で、茎は紅紫色を帯びることが多く、枝は葉の出るところで曲がる稲妻形をしています。

上のオンタデ(御蓼)は、2004年8月8日に乗鞍畳平で撮影したオンタデの雌株です。

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オンタデ(御蓼)の特徴

オンタデ雌株

オンタデ(雌株) 2004年8月8日 撮影 乗鞍畳平

オンタデ

オンタデ(雄株) 2004年8月8日 撮影 乗鞍畳平

         
和名オンタデ(御蓼)
別名イワタデ、ハクサンタデ、ミヤマイタドリ
学名Aconogonon weyrichii var. alpinum
科名・属名タデ科 オンタデ属
分布北海道(十勝岳、日高山地、アポイ岳、ニセコ)本州(八甲田山、八幡平、岩手山、秋田駒ガ岳、早池峰山、東吾妻山、北アルプス)。日本固有
花期6~10月
特徴

高山帯の砂礫地や崩壊地に生える大型の多年草。高さ30~100cm。

雌雄異株。

葉は大きく葉身は卵形~長卵形で10~15cm、基部は切形か広い楔形。

雄花には8個の雄蕊と1個の退化した雌蕊があります。全体に毛が少ない。

葉の裏面に毛があるが、緑色。

生育地や全体の姿はウラジロタデと同じだが、分布域は異なるそうです。

たとえば、北アルプスの立山や針の木岳には両方ともあるが白馬岳にはウラジロタデだけ、槍ガ岳、穂高岳、乗鞍岳、中央アルプスにはオンタデだけということです。

 

ウラジロタデ(裏白蓼)の特徴

ウラジロタデ

ウラジロタデ(裏白蓼) 2004年8月22日 撮影 日光植物園

         
和名ウラジロタデ(裏白蓼)
別名ウラジロイタドリ、ケイワタデ
学名Aconogonon weyrichii
科名・属名タデ科 オンタデ属
分布北海道、本州(八甲田山、岩木山、谷川岳、利根川源流部、日光、北アルプス中北部)。サハリン、南千島
花期6~10月
特徴

高山帯の砂礫地や崩壊地に生える大型の多年草。高さ30~100cm。

雌雄異株。

葉は大きく、葉身は幅10~15cm、裏面は綿毛が密生して白い。

葉身は卵形~長卵形、鋭頭~鋭尖頭、基部は切形か広い楔形。

花序は円錐形、短毛を密生し花被は黄白色、5深裂します。

オヤマソバ(御山蕎麦)の特徴

オヤマソバ

オヤマソバ(御山蕎麦) 2005年8月4日 撮影 八方尾根

オヤマソバ

オヤマソバ(御山蕎麦) 2005年8月4日 撮影 八方尾根

         
和名オヤマソバ(御山蕎麦)
学名Aconogonon nakaii
科名・属名タデ科 オンタデ属
分布北海道(十勝岳、日高山地、アポイ岳、ニセコ)本州(八甲田山、八幡平、岩手山、秋田駒ガ岳、早池峰山、東吾妻山、北アルプス)。日本固有。
花期7~9月
特徴

高山帯 の砂礫地や岩場に生える多年草。高さ10~50cm。

茎はしばしば紅紫色を帯び枝は稲妻形。

葉身は卵形、長さ3.5~12cm、基部は円形~広いくさび形、両面とも無毛。縁には細毛があります。

花は両性、花被は白色、または淡紅色を帯び、5深裂します。

花序は円錐形、短毛を密生し花被は黄白色、5深裂します。

オヤマソバ

オヤマソバ(御山蕎麦) 2003年8月23日 撮影 八方尾根

オヤマソバ

オヤマソバ(御山蕎麦) 2003年8月23日 撮影 八方尾根

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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