ツルコケモモ(蔓苔桃)はツツジ科・スノキ属で、北海道、本州の東北地方、栃木、群馬、新潟、長野県の亜高山帯~高山帯のミズゴケ湿原に生える常緑矮性低木です。
これらの自生地では出会う機会の多い蔓性植物で、茎は所々から根を出してミズゴケの上を這い、先端部は立ち上がって、直径1cmほどで、淡紅色で花冠の反転した可憐な花を開きます。
宮城県に住んでいた時に地植えでも殖え広がって花を咲かせたので、育てやすい高山植物のようです。
上のツルコケモモ(蔓苔桃)は、2006年7月5日に利尻南浜湿原で撮影したものです。
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ツルコケモモ(蔓苔桃)の特徴
ツルコケモモ(蔓苔桃) 2004年6月19日 撮影 芳ヶ平湿原
ツルコケモモ(蔓苔桃) 2003年7月5日 撮影 田代山
和名 | ツルコケモモ(蔓苔桃) |
学名 | Vaccinium oxycoccus |
科名・属名 | ツツジ科 スノキ属 |
分布 | 北海道、本州(東北地方、栃木、群馬、新潟、長野県)。北半球北部 |
花期 | 7~8月 |
特徴 | 亜高山帯~高山帯のミズゴケ湿原に生える常緑矮性低木。 茎は所々から根を出してミズゴケの上を這い、先端部は立ち上がって、直径1cmほどの可憐な花を開きます。 花は4数性、花冠は淡紅色、離弁、花弁は反転します。 秋には花や茎のわりには、直径1cmほどの大きい赤い実を付けます。 宮城県では育てたことがありますが、地植えで蔓をのばしてかなり殖え、実をつけたので、比較的育てやすいのではないかと思います。 |
ツルコケモモ(蔓苔桃) 2006年7月5日 撮影 利尻南浜湿原