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広告 春の花・山野草の育て方

チダケサシ(乳茸刺)の育て方|アカショウマの変種のハナチダケサシの特徴

チダケサシ

チダケサシ属の中でチダケサシは、栽培していることもあって葉の形や株の形などからどこで出会っても分かりますが、他の仲間は見分けるのが難しいです。

この仲間の中で一番最初に出会ったのはチダケサシで、赤城山でした。草丈はそれほど大きくなく、ピンクの花がとてもきれいで感動しました。

その後、アカショウマ、アカショウマの変種のトリアシショウマ、同じくアカショウマの変種のハナチダケサシなどに出会いましたが、ハナチダケサシはトリアシショウマのように広がらずにほっそりと咲きます。

上のチダケサシ(乳茸刺)は、自宅で2015年7月4日に撮影したものです。

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チダケサシ(乳茸刺)の特徴と育て方

チダケサシ

チダケサシ(乳茸刺) 2014年7月14日 撮影 栽培品

和名 チダケサシ(乳茸刺)   学名 Astilbe microphylla 科名・属名 ユキノシタ科 チダケサシ属 分布 北海道、本州、四国、九州 花期 6月~8月 特徴

山野のやや湿ったところに生える、高さ30~80cmの多年草。

葉は2~4回奇数羽状複葉。小葉は長さ1~4cmの卵形または倒卵形で先は尖らず、ふちに重鋸歯があります。

花序は細長い円錐状で側枝は短く、斜上します。花は普通淡い紅色で、直径約4㎜。花序には腺毛が多い。花弁と萼弁は5個。

名前の由来は、食用になるキノコのチチタケをチダケとも呼び、これをチダケサシの茎に刺して持ち帰ったことによるという。

チダケと言うキノコは栃木県で好んで食され、蕎麦やうどんの出汁などにされ、チダケソバやチダケうどんと言って好まれ郷土料理になっています。

育て方

庭植えにしているが丈夫な草なので毎年元気に花を咲かせています。

植え替えなしで10年以上、山に咲いているような感じに毎年咲いて、我が家の庭が気に入ったようです。

半日陰で、庭木に囲まれたような場所で、肥沃な用土になっています。

霧ヶ峰高原、那須沼原、戦場ヶ原、赤城山のチダケサシ(乳茸刺)

チダケサシ(乳茸刺)

チダケサシ(乳茸刺) 2007年7月25日 撮影 那須沼原

チダケサシ(乳茸刺)

チダケサシ(乳茸刺) 2007年7月20日 撮影 霧ヶ峰高原

チダケサシ(乳茸刺)

チダケサシ(乳茸刺) 2004年7月24日 撮影  霧ヶ峰高原

チダケサシ(乳茸刺)

チダケサシ(乳茸刺) 2003年7月27日 撮影 戦場ヶ原

チダケサシ(乳茸刺)

チダケサシ(乳茸刺) 2003年7月18日 撮影 赤城山

チダケサシ(乳茸刺)

チダケサシ(乳茸刺) 2003年7月18日 撮影 赤城山

チダケサシ(乳茸刺)

チダケサシ(乳茸刺)の葉 2003年7月18日 撮影 赤城山

チダケサシは様々なところに自生しているようで、いろいろな場所で写しています。見慣れているために目立つことから写す機会が多くなるということがあるかもしれませんが、自生している場所が多いのではないかと思っています。

チダケサシ(乳茸刺)まとめ

チダケサシ

チダケサシ(乳茸刺) 2010年7月1日 撮影 栽培品

チダケサシ

チダケサシ(乳茸刺) 2007年7月3日 撮影 栽培品

チダケサシは花が広がらないことから、茶花などにも使われるようですし、あまり大きくあらないことから庭植にも向いている上に栽培が楽なので、山野草の庭になくてはならない花になっています。

また、春の花が一段落した後に咲いてくれるので、花が少なくなった庭に彩を添えてくれます。

ハナチダケサシ(花乳茸刺)の特徴

ハナチダケサシ(花乳茸刺)

ハナチダケサシ(花乳茸刺) 2004年7月24日 撮影 霧ヶ峰高原

ハナチダケサシ(花乳茸刺)

ハナチダケサシ(花乳茸刺) 2004年7月24日 撮影 霧ヶ峰高原

ハナチダケサシ(花乳茸刺)

ハナチダケサシ(花乳茸刺) 2004年7月24日 撮影 霧ヶ峰高原

 
和名ハナチダケサシ(花乳茸刺)
学名Astibe thunbergii var. formosa
科名・属名ユキノシタ科 チダケサシ属
分布本州(中部地方)
花期7~8月
特徴

山地から亜高山にかけての林内や林縁に生え、高さ40~70cm。

走出枝を出す。葉は3回3出複葉で頂小葉は卵形で、先端は尾状に尖り基部は浅い心形、鋭い重鋸歯があります。

花序は円錐状で、側枝はよく分枝し、白色の小さな花を多数つけます。

花弁はへら形長さ4~6㎜。

アカショウマ(赤升麻)の変種でアカショウマにも似ています。

ハナチダケサシ(花乳茸刺)はアカショウマの変種なのでアカショウマにもよく似ています。同様にアカショウマの変種のトリアシショウマにもいていますが、トリアシショウマのように花が広がらないでほっそりと咲くことで区別できます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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