ツマトリソウ(端取草)は、北海道、本州(中部地方以北)、四国の亜高山帯~高山帯の林床に生える高さ5~25cmの多年草です。
コツマトリソウ(小端取草)は、北海道、本州(中部地方以北)の亜高山帯の湿原に生える、高さ5~20cm、葉が倒卵形で先が丸くツマトリソウより小型です。
自生地が、ツマトリソウは林床であること、コツマトリソウは湿原に生えて小形であり、葉の先が丸いことなどから区別します。
偶然かもしれませんが、コツマトリソウは葉が赤くつまどっていました。
ツマトリソウは、サクラソウ科の植物でしたが、APG植物分類体系では、ヤブコウジ科に移されました。
上のツマトリソウ(端取草)は、2004年6月18日に浄土平で写した花です。
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ツマトリソウ(端取草)の特徴
ツマトリソウ(端取草) 2003年6月21日 撮影 蔵王芝草平
和名 | ツマトリソウ(端取草) |
学名 | Trientalis europaea |
科名・属名 | ヤブコウジ科 ツマトリソウ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北)、四国。北半球北部(北アメリカ中、東部を除く) |
花期 | 6~7月 |
特徴 | 亜高山帯~高山帯の林床に生える多年草。 花は白色、直径1.5~2.3cm。 高さ5~25cm、葉の先は尖り、茎頂に5~10個つきます。 |
コツマトリソウ(小端取草)の特徴
コツマトリソウ(小端取草) 2004年6月19日 撮影 草津 芳ヶ平湿原
コツマトリソウ(小端取草) 2003年7月9日 撮影 田代山
和名 | コツマトリソウ(小端取草) |
学名 | Trientalis europaea var. arctica |
科名・属名 | ヤブコウジ科 ツマトリソウ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北)。北太平洋地域 |
花期 | 6~7月 |
特徴 | 主に亜高山帯の湿原に生えます。 高さ5~20cm、葉が倒卵形で先が丸い。ツマトリソウより小型 |