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山野草を種から育てる|種の播き方、用土、時期、播種後の管理

野山の山野草

野山の山野草を播種したもの(2003年1月12日)

高山植物

高山性の山野草を播種したもの(2003年1月25日)

usagi

ウサギギクの双葉(2003年4月1日)

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山野草の播種方法、播く時期、用土、播き方、管理

種を播く時期

自然界の法則から考えれば、山野草は採り播きが良いように考えられます。

特に春から夏までに結実した種は、採り播きの方が良いし、採り播きでない場合は発芽率が極端に落ちるものもあります。

その他は保存しておいて、冬に播いたほうが発芽率の良いものもあるようですが、個々の種類により違いがあるようなので、初心者の私は、試行錯誤をしていくことになりそうです。

種を保存する場合、密封して冷蔵庫の野菜室などに入れて置くと、普通に発芽する種の場合は、数年後でも発芽します。かなり多くの種を保存して置いて播いたところ発芽しています。

播種に適した用土

原則的に栽培用土と同じものを用いているが、主に野山の山野草類の播種には、赤玉土、鹿沼土、バーミキュライトなどのミジンを抜いた清潔な土を混ぜて使っています。

高山性の植物には、水洗いした、軽石、富士砂、桐生砂、日向土、硬質鹿沼土など種類により適宜混ぜた用土を用いています。

最初は無肥料で播いていましたが、種が芽生えて根を張るころに肥料が届くようにと、鉢の中間より下にマグアンプKを少量入れるようにしました。

どちらも鉢底には、ゴロ石を入れています。

種の播き方

鉢底にゴロ土を入れ、定植用土を入れた上に細かい粒子を種止めのために敷き、その上に定植用土の粗い用土を薄く敷きその上に播種すると、潅水で種は細かい用土に落ちつくようです。

小さな種は原則として覆土無し、少し大きいものは少量の覆土をしています。

播いたらたっぷりと水を遣り種を落ち着かせます。

播種後の管理

私のところは、冬の間は霜よけと風除けをしているので、あまり日光に当たらないのだが、3月位からは日光に当てるようにしています。(3月にならなくても、芽生えたものはなるべく霜よけをしながら日光に当てるようにしています。)

大雑把に言えば、その山野草の育つ環境に近いように気を付けているが、高山性のものは夏の直射日光は避けるようにしています。

水は切らさないように遣るのがコツです。

播種鉢の置き場

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2004.01.08 撮影  播種鉢の置き場

家の東側に風と霜除けのためにこのようなものを作ってみました。

播種した鉢が沢山入っているが、鉢の乾きは少ないようです。

現在、(1月10日前後)北風が強い日が続いているので、鉢の上に新聞紙をかけています。

今年初めてのことなので、まだ実験の段階です。

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2005.03.07 撮影  栽培小屋

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2005.03.07 撮影  山野草の冬越し

上の栽培小屋は東側にあり、東は空き地になっているので半日以上は日が当たります。

夏は屋根だけにし、回りにも寒冷紗をします。

寒中はビニールをまわしさらに寒冷紗をして、余り温度を上げないで管理。

今年は2月中旬くらいから日光が入るようにしました。

真ん中が通路、両脇に2段の棚があり、それぞれに適していると思われるようなものを上段、下段に分けて置いています。

下の画像のようなものは4ヶ所あり、北側は発砲スチロールでしっかりと囲い冬眠状態にしています。

南側は発芽したもの冬葉の残っているものを主において、1箇所は発芽した苗を育てているので、なるべく日光を入れるようにし、夜は完全に蓋をして余り温度が下がらないよう気をつけています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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