ヤマラッキョウ、メギ、ムラサキセンブリ 2013年11月1日撮影
ヤマラッキョウはとても丈夫な山野草で、球根からも増えるし、こぼれ種からも芽を出すので、花が終わった時に花がら摘みをしないと増えて大変です。
この作品は10年近く前に作ったものですが、ヤマラッキョウが増えすぎて、花が小さくなってしまったので、壊して作り直そうと思っていましたが、そのころに近くに置いていたムラサキセンブリが飛び込んでいたので、壊すのをやめました。
ムラサキセンブリは普通に播種しても発芽が難しい部類に入りますので、寄せ植えに植えても根が付きません。
飛び込んだムラサキセンブリを守るために中をくりぬいて大きな球根を植えました。
ムラサキセンブリの種は毎年採取して播いてはいますが、好きなところに毀れて出ているものの方が元気なので、わが家はムラサキセンブリの生育に適した地になったのだろうと思います。
昨年もたくさんの草物盆栽の中にムラサキセンブリの種を播きましたが、このヤマラッキョウの草物盆栽だけにしか発芽しませんでした。
播種で難しい1年草が、毎年こぼれ種で出てきてくれるのはとてもうれしいものです。
そんなわけでこのヤマラッキョウは草物盆栽の中でも、特別のものになっています。